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2023 買ったものまとめ

大きな買い物を2022年にまとめて行ったのもあって、目に見えて大きな買い物はそこまで無かったような気がする? ゲームや本など以外です。

Panasonic LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.

マイクロフォーサーズ規格のカメラ向けの、安めの望遠レンズです。安いグレードでもいいので望遠は一本持っておきたいなという事で購入。35mm版換算で90~300mmになります。

メインで使っているレンズが60mm(35mm版換算で120mm)まで伸びるのもあって、正直、活躍の機会は限らていますが、それでもこの長さでないと撮れない写真もあり、持っておいて良かったことが有ります。

COTSUBU for ASMR −Patra Edition−

バイノーラル音声向けの完全ワイヤレスイヤホンとして一定の評価の有る COTSUBU for ASMR の VTuber 周防パトラ コラボモデルです。これは見た目や操作効果音のコラボモデルというだけではなく普通の COTSUBU for ASMR から機能が増えており、5回のタップで完全にタップ操作を無効化するモードが搭載されています。これが可能な完全ワイヤレスイヤホンはかなり少なく貴重な存在です。

前提として、私の耳は一般的な有線1ドライバ搭載イヤホンはほとんど問題ないのですが、完全ワイヤレスイヤホンは通信機能とバッテリーを搭載する関係から1ドライバでもハウジングが大きく、物によっては充電接点が微妙にハウジングから飛び出していたりで、耳穴が小さめ&肌が弱めの私にはかなり負担が大きいものでした(特に Google Pixel Buds A-Series はこれまで様々なイヤホンを使ってきた私の中でも最悪の付け心地でした)。

そこで、ハウジングが小さく耳への負担が小さく、飛び出し部分も少ないので寝っ転がって横向きでも使え、さらにそれでもだんだん耳から飛び出してくるイヤホンを押し込め直す際にいちいち再生が止まったり接続が切れたり再接続されたりしない完全タッチ操作無効モードは非常に意味が有ります。

というわけで耳が小さめかつ、タッチ操作を無効化したい人にはおすすめできるモデルとなっております(受注販売ですが……)。バッテリーもハウジングが小さい割には持ちがよく、日常生活で便利に使っています。もちろんASMR音声・動画にもどうぞ。

アイ・オー・データ IODATA キャリブレーションセンサー PhotoCrysta Pro powered by X-Rite

ディスプレイのキャリブレータ―です。10年以上は導入したいなと思い続けていましたが、今年ついに導入しました。

キャリブレータ―は写真・イラスト・映像・グラフィックデザインの趣味や仕事をしている人には広く導入されているアイテムで、ディスプレイの実際の発色や環境光を測定の上で目的の色域(標準であるsRGBなど)に対する調整が適用されたICCプロファイルを生成、ディスプレイの発色調整を行う事が出来ます。

様々な外因に左右される人間の眼での調整には限界があり、キャリブレータでの調整結果は調整以前に比べると明らかに「確かにこの方が正しそうだ」という色になりましたし、メーカーもパネルも異なる2つの液晶ディスプレイがここまで同じ発色に調整できるもんなんだという効果も得られました。

プロ・ハイアマチュアだけが買う製品なので価格は3万円と若干お高いですが、なんなら見る専の人であっても、イラスト閲覧を日々楽しんでいる人にはぜひ購入いただきたいですね。その価値が有ります。

ASUS ROG Ally

読みかは「アールオージー エイライ」。購入からそれなりに長い期間が経つ Apple Macbook Pro を売却して代わりに購入した、ゲーミングUMPC(超小型PC)です。Nintendo Switch ライクなサイズ感と操作性でありながら、普通のWindows PCでもあり、様々なWindows PC向けゲームを(画質設定を下げた上で・パッド操作対応タイトルであれば)問題なく楽しむ事が出来ます。

普通のWindows PCとしても活用できるうえ、一般的なノートPCより場所を取らないので、デスクの横にスタンドで立てかけておき音楽や動画を流すような使い方にも活用しています。帰省の際にも実家にいる間のPCとして利用しました。

詳細記事は以下。

ROG Ally 用のスタンドについては、サンワサプライの「タブレット・スマートフォン用薄型アルミスタンド(角度・高さ調整タイプ) PDA-STN68S」が完璧でした。

・ROG Allyの重さと厚みに対応できる。
・背面の通風孔を極力塞がない。
・角度が無段階調節可能。
・持ち運びに困らないコンパクトさ。
・本体に貼り付けない。

を満たした希少なスタンドです。

GALAKURO GAMING NVIDIA GeForce RTX 4070

グラボの買い替えです。価格が高く非常に悩み倒しましたが、やはり RTX 3060 12GB からスペックアップを行いたく購入。

・現行PCのマザーボードが PCI Express 4.0 非対応の為、4.0 の 8レーン接続である RTX 4060 や RTX 4060 Ti では PCI Express 3.0 8x の制限になる影響を大きい。
・4060 や 4060 TiではむしろVRAM容量が8GBに減ってしまい、昨今のVRAM負担大きめのゲームやVR用途ではむしろデメリットになってしまう。
・4060 Ti 16GB版は価格が非常にアップする割に性能面では 4060 Ti 8GB版と変わらず、かなりコストパフォーマンスが悪く感じる。
・GeForce の RTX 5000 番台が出るのははるか先。

という点(購入当時)で、ならVRAM容量を減らさず性能が間違いなくアップするのは 4070か。でも高い……となやみみつつ思い切って買い替え。

結果としては Cities Skyline 2 など、超重量級タイトルでも快適にプレイ出来ていて、買い替えたからこそ楽しめているのは良かったです。

新しいベッド(脚付きマットレス)

部屋の広さの都合上セミシングルが良く、引っ越したころからずっとセミシングルを使っていたのですが、買い替えようと思うとセミシングルは非常に選択肢が少ないです。最終的には無印良品のセミシングルサイズの脚付きマットレスを買いました。ポケットコイルです。

引っ越し当初から長年使っていた脚付きマットレスは相当ヘタっており、買い替えた結果腰の痛みも気持ち減ったような気がします。寝具は大事。

天鬼ぷるる換気スウェット

服系のグッズはあまり買うことが無いのですが、とてもデザインが良かったので。かわいいね。

オーブントースター

正確には買った物ではなくプロバイダで貯まっていたポイントで交換しました。安価なモデルの割にちゃんと上下ヒーターで温度調節(ON/OFF制御式)も有りで、結構いろんなことに使えそうです。電子レンジで温めた揚げ物を更にトースターで表面を焼いたりなどに使っています。揚げ物QoLがアップしました。

まとめ

グラボとゲーミングUMPCが高かった。来年後半は数年に一度のPCリプレース予定なので、そこでお金がかかるだろうなぁという感じですね。5000兆円とは言わないので500万円欲しい。

ゲーム機スタイルのゲーミングPC 『ROG Ally』を購入

Nintendo Switch のように画面の左右にゲームパッドが有るスタイルのゲーミングPC『 ROG Ally』(アールオージー エイライ)を購入しました。

UMPC(ウルトラモバイルPC = 超小型PC)に対する憧れはかなり昔からあったのですが、じゃあどう使うかというとこれまで私自身としてはそこまで用途はありませんでした。特にスマートフォンやタブレットが当たり前になるとWeb閲覧のためだけにUMPCというのも微妙です。しかし、ゲームが動くスペックかつゲームパッドも内蔵となると話が変わってきます!

というわけでこの度ついに『ROG Ally』購入となりました。

ROG Ally

スペックは以下のような感じです。

CPU: AMD Ryzen Z1 Extreme
(Zen4 8コア 16スレッド MAX 5.1GHz / RDNA3 12ユニット)
RAM: LPDDR5-6400 16GB
ストレージ: PCIEx4.0 512GB SSD
ディスプレイ: フルHD 120Hz液晶
OS: Windows 11
コネクタ: USB Type-C (USB PDによる充電 & DP-Alt modeによる映像出力対応)
外部ストレージ: microSDスロット
重量: 608g

お値段はビックカメラで付けた延長保証抜きの本体価格で 109,800円 (税込)です。Ryzen 7000番台に相当する最新CPUに高速な16GBのメモリ、その他諸々込みでこの価格で普通に考えてもコスパの良い機種です。

Switchとのサイズ比較はこんな感じ。パッド部分でちょっと大きいですがSwitchのジョイコンはお世辞にも操作性が良い物ではないので、むしろちょうどいいくらいと感じる人も多いんじゃないかと思います。

特にここ1年程盛り上がりを見せているゲーミングUMPCの中ではとくに有名どころな『Steam Deck』(スチームデック)との比較ですが、Steam DeckはSteam向けのゲームのみに対応する代わりにOSがSteamのゲームをプレイするために特化した作りになっており、モバイルゲーム機としてのUI/UXの出来はおそらくSteam Deckの方がいいでしょう。

対して、ROG AllyはあくまでWindows機であるため、初期設定を行う際に画面上の小さなUIを指でポチポチ操作したり、Windows側、内臓ツール側の初期設定や最初の更新、ゲーム側の初期設定等、使い始めるにあたって普通のゲーミングPCと同じだけの事前対応が必要になります。

しかし、その代わりにWindows機である事によって2023年時点で現役のほぼあらゆるPC向けタイトルを(快適かどうかはタイトルによるとして)プレイする事が出来ます。Steam以外のプラットフォームが増えている昨今、例えばRiotやEA AppやMSのゲームパスなど自由に利用する事が可能です。

また、普通のPCとしても十分スペックが高いので、その気になればBluetoothキーボードやマウスを繋いでノートPCとしても運用可能です。外部ディスプレイの接続も可能です。

では汎用性を手に入れた代わりにソフトウェア面は完全に普通のWindowsなのかというと、そういう訳ではなくゲーム機として快適さを目指した配慮もあります。

こちらがプリインストールのASUS製ランチャーアプリです。各ストアを横断してインストールしたゲームをここから起動できるようになっています。このアプリはボタン1つでいつでも開けるようになっているほか、初期設定ではWindows起動直後にこの画面が開くようになっておりすぐにゲームをプレイする事が出来ます。

ハイエンドなゲーミングPCを持っていても、起動したらいったんWebブラウザを開いてWebを眺めてしまうような事もありますが、ROG Allyは電源を入れて即このゲーム一覧なので「よし、ゲームやるぞ」という意気込みも湧いてきやすいです。正直「ランチャーアプリが有っても使うかな?」という感じだったので、実際に触ってみて意外と良かった部分です。

他にもいつでも開く事の出来るコマンドセンターでパフォーマンス設定(ACアダプタを接続している時限定でより高速になる、など)やスクリーンショットの取得などが可能です。

では肝心のスペック面ですが、解像度をフルHD、レンダリング解像度を75%設定で標準画質設定にしたFINAL FANTASY XV (FF15)が45fps以上で快適に楽しめている感じになります。

こちらがその設定状態でのスクリーンショット。フルHD解像度の75%でレンダリングしているので静止画だとちょっとボケた感じは有りますが、実際のプレイ中はほとんど気にならないです。

きつさを感じる部分としては、それなりのPCでプレイする分にも妙に動作が重い事で有名な「ストリートファイター6のワールドツアーモードでの戦闘パート」はかなり動きがスローになります。ただ、カプコン側もそれを認識しているようで「ワールドツアーの戦闘を30fpsにする」設定が有るので、一応レベルでプレイ可能にはなります。

という感じで、グラフィックスの良さに注力した最新の重量級タイトルを除けば、設定を落としていけばそれなりに楽しめる感じになるかと思います。

と、ここまでは良い点。

個人的に合わなかった部分としては、背面ボタンはゲームプレイが白熱した際に握り込んで背面ボタンから実行するショートカットが暴発してしまう事が多かったので、ゲームプレイ中の背面ボタンを無効に設定しました。背面ボタンの設定は細かく設定が可能なので私のように暴発してしまう人でも大丈夫かと思います。

バッテリーの持ちについては、やはり小型でゲーミングという宿命もあって、結構なスピードで減っていきます。長時間自宅ソファーやベッドでごろごろプレイしたい時はACアダプタを繋ぎっぱなしにすると良い感じかと思います。幸い付属のACアダプタのコードはそこそこ長めです。

ゲーム以外での利用の部分としては、画面の回転を行う事が出来るので縦長表示にすると意外とWebは見やすいかもしれません。ここは良い意味で普通のWindowsなので普段使っているWebブラウザをインストールしてログインすればブックマークも全部同期されます。スクロール操作もタブレット感覚でタッチ操作できます。

という訳でROG Allyの所感でした。思っていた以上に面白さやゲーム機らしさがあって、ゲームパッドを内蔵しているだけのWindows機だと理解のうえで購入した割には思いのほかゲーム機として楽しめています。

UI/UXの面でよりゲーム機を志向しているのはSteam Deckの方ですが、こちらもWindows機らしい汎用性を備えつつも十分ゲーム機として楽しめるROG Ally、あなたもいかがでしょうか?


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