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Ryzen 7 9700X Cities Skylines 2 and Microsoft Flight Simulator 2020 Benchmark

PCの使用CPUを Ryzen 5 5600X から Ryzen 7 9700X に乗せ換えたので Cities Skylines 2 と Microsoft Flight Simulator (2020) のベンチマークを残しておきます。なお、Cities Skylines 2 については操作上正直30出ていれば十分な画面のfpsだけでなく、よりゲームプレイに影響のある実際の「シミュレーション速度」も比較します。

環境

CPUAMD Ryzen 5 5600X (65W)AMD Ryzen 7 9700X (65W)
MBASRock B450M Steel LegendASRock B650M Pro RS
UEFI BIOSAGESA Combo V2 PI 1.2.0.CAGESA 1.2.0.0a Patch A
MemoryDDR4-2666 8GB * 4DDR5-5600 24GB * 2
GPUNVIDIA GeForce RTX 4070 12GBNVIDIA GeForce RTX 4070 12GB
GPU DriverGame Driver 560.81Game Driver 560.81
OSWindows 11 Home 23 H2
コア分離有効
KB5041587 適用済み
Windows 11 Home 23 H2
コア分離有効
KB5041587 適用済み

Cities Skylines 2

起動時の引数に -developerMode を付けて起動する事でデバッグモードで起動し、タブキーを押すと諸々の情報が確認できるようになります。その画面内で「Simulation」→「Smooth speed」から実際のシミュレーション速度を確認する事が可能です。

Ryzen 5 5600XRyzen 7 9700X
人口50万7000人の都市での
1倍速時シミュレーション速度
(MAX: 1)
0.16~0.230.21~0.33
人口50万7000人の都市での
2倍速時シミュレーション速度
(MAX: 2)
0.16~0.230.21~0.33
人口50万7000人の都市での
1倍速時画面平均fps
41~43fps45~48fps
人口52,000人都市での
1倍速時シミュレーション速度
(MAX: 1)
0.97~0.990.99~1
人口52,000人都市での
2倍速時シミュレーション速度
(MAX: 2)
1.97~1.991.98~2
人口52,000人都市での
4倍速時シミュレーション速度
(MAX: 4)
3.92~3.993.98~4
人口52,000人都市での
1倍速時画面平均fps
52~56fps55~58fps

50万人都市となると Ryzen 7 9700X でもシミュレーション速度は全然1に届きませんが、Ryzen 5 5600X 比では最大値が 1.434倍 になっています。CPUコア数が6→8(1.33倍)になった分 + コアあたりの性能上昇分に近い、もっともらしい速度アップ量になっています。

なお、1倍速時にシミュレーション速度が1出ている場合、1時間12分でゲーム内の1か月が経過します。0.2まで落ちている状況では6時間かけてゲーム内の1か月をプレイするハメになります。

Ryzen 5 5600X:

Ryzen 7 9700X:

グラフィック設定:
画面解像度: 1920*1080*60Hz フルスクリーンウィンドウ
VSync: オン
最大フレーム遅延: 2
ゲームカーソルモード: フリー
被写界深度モード: 無効
NVidia DLSS Super Resolution: 自動
グローバルグラフィッククオリティ: カスタム
雲のクオリティ設定: 中
フォグクオリティ設定: 有効
ボリュームのあるオブジェクトのクオリティ設定: 無効
アンビエントオクルージョンクオリティ: 高
グローバルイルミネーションクオリティ: 中
反射のクオリティ: 高
被写界深度クオリティ: 低
モーションブラー: 無効
シャドウのクオリティ: 高
地形クオリティ設定: 高
水のクオリティ設定: 高
詳細レベル: 高
アニメーションクオリティ: 高
テクスチャクオリティ設定: 高

Microsoft Flight Simulator

バージョンは1.37.19.0。

ルート: 羽田空港 34R – 調布飛行場 35 VFR (直行-GPS) 公式の日本パック導入済み
機体: ICON A5
日時と気象: 8月31日 12:00 (3:00 UTC) 快晴
ライブトラフィック: OFF
マルチプレイヤー: OFF
視点: 外部カメラ
AI操縦を有効化し、目的地の調布飛行場への距離が残り2NMを切った時点での直近60秒間平均fpsを比較します。DLSSは有効です。

Ryzen 5 5600X: 199fps
Ryzen 7 9700X: 237fps

こちらは1.19倍のfpsアップになっています。MSFSはX3DモデルのCPU (3D V-Cache) がよく効くタイトルですが、それでも十分高速化されているようです。

Ryzen 5 5600X:

Ryzen 7 9700X:

グラフィックス設定:
解像度: フルスクリーン 1920*1080
アンチエイリアス: TAA
レンダリングスケール: 100
NVIDIA DLSS フレーム生成: オン
AMDフィデリティFXシャープニング: 100
垂直同期: オフ
DirectXのバージョン: DX12
グローバルレンダリング品質: ウルトラ
地形の詳細レベル: 200
オフスクリーン地形プレキャッシュ: ウルトラ
地形ベクターデータ: ウルトラ
建物: ウルトラ
樹木: ウルトラ
草と茂み: ウルトラ
オブジェクトの詳細レベル: 200
ボリュメトリッククラウド: ウルトラ
テクスチャ―解像度: ウルトラ
異方性フィルタリング: 16X
テクスチャ―スーパーサンプリング: 6×6
テクスチャ―合成: ウルトラ
波の描写: 高
シャドウマップ: 2048
地形シャドウ: 1024
コンタクトシャドウ: ウルトラ
ウィンドシールド効果: ウルトラ
アンビエントオクルージョン: ウルトラ
キューブマップ反射: 256
レイマーチ反射: ウルトラ
ライトシャフト: ウルトラ
ブルーム: オン
被写界深度: ウルトラ
モーションブラー: ウルトラ
レンズ補正: オフ
レンズフレア: オン
グラスコックピットリフレッシュレート: 中

2023 買ったものまとめ

大きな買い物を2022年にまとめて行ったのもあって、目に見えて大きな買い物はそこまで無かったような気がする? ゲームや本など以外です。

Panasonic LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.

マイクロフォーサーズ規格のカメラ向けの、安めの望遠レンズです。安いグレードでもいいので望遠は一本持っておきたいなという事で購入。35mm版換算で90~300mmになります。

メインで使っているレンズが60mm(35mm版換算で120mm)まで伸びるのもあって、正直、活躍の機会は限らていますが、それでもこの長さでないと撮れない写真もあり、持っておいて良かったことが有ります。

COTSUBU for ASMR −Patra Edition−

バイノーラル音声向けの完全ワイヤレスイヤホンとして一定の評価の有る COTSUBU for ASMR の VTuber 周防パトラ コラボモデルです。これは見た目や操作効果音のコラボモデルというだけではなく普通の COTSUBU for ASMR から機能が増えており、5回のタップで完全にタップ操作を無効化するモードが搭載されています。これが可能な完全ワイヤレスイヤホンはかなり少なく貴重な存在です。

前提として、私の耳は一般的な有線1ドライバ搭載イヤホンはほとんど問題ないのですが、完全ワイヤレスイヤホンは通信機能とバッテリーを搭載する関係から1ドライバでもハウジングが大きく、物によっては充電接点が微妙にハウジングから飛び出していたりで、耳穴が小さめ&肌が弱めの私にはかなり負担が大きいものでした(特に Google Pixel Buds A-Series はこれまで様々なイヤホンを使ってきた私の中でも最悪の付け心地でした)。

そこで、ハウジングが小さく耳への負担が小さく、飛び出し部分も少ないので寝っ転がって横向きでも使え、さらにそれでもだんだん耳から飛び出してくるイヤホンを押し込め直す際にいちいち再生が止まったり接続が切れたり再接続されたりしない完全タッチ操作無効モードは非常に意味が有ります。

というわけで耳が小さめかつ、タッチ操作を無効化したい人にはおすすめできるモデルとなっております(受注販売ですが……)。バッテリーもハウジングが小さい割には持ちがよく、日常生活で便利に使っています。もちろんASMR音声・動画にもどうぞ。

アイ・オー・データ IODATA キャリブレーションセンサー PhotoCrysta Pro powered by X-Rite

ディスプレイのキャリブレータ―です。10年以上は導入したいなと思い続けていましたが、今年ついに導入しました。

キャリブレータ―は写真・イラスト・映像・グラフィックデザインの趣味や仕事をしている人には広く導入されているアイテムで、ディスプレイの実際の発色や環境光を測定の上で目的の色域(標準であるsRGBなど)に対する調整が適用されたICCプロファイルを生成、ディスプレイの発色調整を行う事が出来ます。

様々な外因に左右される人間の眼での調整には限界があり、キャリブレータでの調整結果は調整以前に比べると明らかに「確かにこの方が正しそうだ」という色になりましたし、メーカーもパネルも異なる2つの液晶ディスプレイがここまで同じ発色に調整できるもんなんだという効果も得られました。

プロ・ハイアマチュアだけが買う製品なので価格は3万円と若干お高いですが、なんなら見る専の人であっても、イラスト閲覧を日々楽しんでいる人にはぜひ購入いただきたいですね。その価値が有ります。

ASUS ROG Ally

読みかは「アールオージー エイライ」。購入からそれなりに長い期間が経つ Apple Macbook Pro を売却して代わりに購入した、ゲーミングUMPC(超小型PC)です。Nintendo Switch ライクなサイズ感と操作性でありながら、普通のWindows PCでもあり、様々なWindows PC向けゲームを(画質設定を下げた上で・パッド操作対応タイトルであれば)問題なく楽しむ事が出来ます。

普通のWindows PCとしても活用できるうえ、一般的なノートPCより場所を取らないので、デスクの横にスタンドで立てかけておき音楽や動画を流すような使い方にも活用しています。帰省の際にも実家にいる間のPCとして利用しました。

詳細記事は以下。

ROG Ally 用のスタンドについては、サンワサプライの「タブレット・スマートフォン用薄型アルミスタンド(角度・高さ調整タイプ) PDA-STN68S」が完璧でした。

・ROG Allyの重さと厚みに対応できる。
・背面の通風孔を極力塞がない。
・角度が無段階調節可能。
・持ち運びに困らないコンパクトさ。
・本体に貼り付けない。

を満たした希少なスタンドです。

GALAKURO GAMING NVIDIA GeForce RTX 4070

グラボの買い替えです。価格が高く非常に悩み倒しましたが、やはり RTX 3060 12GB からスペックアップを行いたく購入。

・現行PCのマザーボードが PCI Express 4.0 非対応の為、4.0 の 8レーン接続である RTX 4060 や RTX 4060 Ti では PCI Express 3.0 8x の制限になる影響を大きい。
・4060 や 4060 TiではむしろVRAM容量が8GBに減ってしまい、昨今のVRAM負担大きめのゲームやVR用途ではむしろデメリットになってしまう。
・4060 Ti 16GB版は価格が非常にアップする割に性能面では 4060 Ti 8GB版と変わらず、かなりコストパフォーマンスが悪く感じる。
・GeForce の RTX 5000 番台が出るのははるか先。

という点(購入当時)で、ならVRAM容量を減らさず性能が間違いなくアップするのは 4070か。でも高い……となやみみつつ思い切って買い替え。

結果としては Cities Skyline 2 など、超重量級タイトルでも快適にプレイ出来ていて、買い替えたからこそ楽しめているのは良かったです。

新しいベッド(脚付きマットレス)

部屋の広さの都合上セミシングルが良く、引っ越したころからずっとセミシングルを使っていたのですが、買い替えようと思うとセミシングルは非常に選択肢が少ないです。最終的には無印良品のセミシングルサイズの脚付きマットレスを買いました。ポケットコイルです。

引っ越し当初から長年使っていた脚付きマットレスは相当ヘタっており、買い替えた結果腰の痛みも気持ち減ったような気がします。寝具は大事。

天鬼ぷるる換気スウェット

服系のグッズはあまり買うことが無いのですが、とてもデザインが良かったので。かわいいね。

オーブントースター

正確には買った物ではなくプロバイダで貯まっていたポイントで交換しました。安価なモデルの割にちゃんと上下ヒーターで温度調節(ON/OFF制御式)も有りで、結構いろんなことに使えそうです。電子レンジで温めた揚げ物を更にトースターで表面を焼いたりなどに使っています。揚げ物QoLがアップしました。

まとめ

グラボとゲーミングUMPCが高かった。来年後半は数年に一度のPCリプレース予定なので、そこでお金がかかるだろうなぁという感じですね。5000兆円とは言わないので500万円欲しい。

今後についてのご報告

それなりに長らくメインSNSとして利用してきたX(旧:Twitter)ですが、今後は自前で建てたPleromaサーバーをメインのSNS、というよりもメインのミニブログとして活用していきたいと思います。

なお、Xについても一部内容・部分で利用を継続します。

https://roma.sodo-shed.com/main/friends
Fediverse/ActivityPub系 分散SNSアカウント名: uraku@roma.sodo-shed.com

このアカウント名でmisskyだったりMastodonだったりPleromaだったりから、サーバー・サービスまたいでお互いにフォロー出来ます

なぜ?

Xはもともと日々のライフログを残すミニブログとしての用途 + 気になる他人のミニブログを眺める、という使い方で活用してきましたが、Xにあまりにも多くの人が集まりすぎた結果、かつシステム設計上悪意や怒りを増幅しやすい構造があったり、発言内容の良し悪しに関わらず声の大きい人の声がさらに大きくなる作りも有り、中央集権型論争SNSとしての要素が強くなりすぎたように感じていました。

翻って、タイムラインのチャット化も望んでおらず、身近な人だけフォローしたり鍵垢にしたりして身内SNSにする方向も望んでいませんでした。身内が集まるまでは良いんですが、あくまでチャットではなく「なんかお互いのつぶやきやライフログが見える」という方向が良かったのです。

また、旧Twitter社の買収も有り、日々のライフログを残すミニブログSNSサービスとしての安定性が、以前よりも若干低下しているように感じられていました。

そこで、自前でActivityPub系分散SNSに対応したたミニブログである「Pleroma」サーバーを立てて、自前で運用していく事にしました。

なぜ自前Pleromaサーバーなのか?

なんだかんだXは実績のある巨大サービスであるため、数々のActivityPub系サービスよりもシステム設計上・予算上の持続可能性はActivityPub系の様々なサービスよりも高いと思っています。Xによる運用に比べると、その他ActivityPub系サービスは、Xとはまた別の課題が浮かんでくる事があるかと思います。

また、X社よりは明確化されているかもしれませんが、やはり管理者が管理を行うSNSである以上は、例えばシャドウバンなど不明瞭な管理が行われる可能性が存在しています(もちろんそれは多人数が集まるSNSを運用する以上は、必ず必要な事です)。

そこで、既に存在するActivityPub系サービスではなく、自分で費用を出し自分でサーバーを保守する事にしました。

自分自身が費用を出している限りはサービスの持続可能性があり、また、発言内容は全て自分自身の責任として管理する必要がある代わりに、管理者による予期しない裁定(シャドウバンなど)を受ける可能性がありません。さらに自分自身が費用を出しているため広告も有りません。

そういう訳で、自分自身のライフログをほぼすべて自分の責任で残すためには、これがベターだと判断しました。これは既に数年運用しているブログを既存のブログサービスではなく自前でサーバーを立てている事も近い理由になります。

なお、分散SNSであるため、自前でサーバーを立てた場合であってもActivityPubに対応した他のサーバー・サービスから容易に双方向にフォローが可能です。

分散SNSの良し悪し

分散SNSは巨大テック企業の中央集権に対して全てを解決する物ではなく、様々な良しあしが有ります。

まず1つに、分散SNSの人口が超大手SNSに比べると少ない事や、システム上の制限から、中央集権型巨大SNSに比べると、良い意味で声の大きすぎる人やバズりすぎる投稿が生まれづらいです。

例えば、現状ActivityPubの世界全体に対応した「トレンド」のような物は存在しないですし、複数サーバーをまたいで全体検索を行う事も、システム上の制限が存在します。

これは、全ての人にメリットとなるものではなく、たとえば「公式」「著名人」「インフルエンサー」の中の人にとっては拡散力が小さくなり、それが全くそのままやりづらやささに繫がります。また、誹謗中傷を受けた際などの対策時にも、IPアドレス開示などはそれぞれのサーバー管理者に連絡を取る必要があり、窓口が無限にあるところは大変そうです。

また、一般個人であっても、Xの検索機能を用い様々な「市中のリアルタイム情報」を拾うような利用方法も、検索システムの制限上から分散SNSでは現状代替できません。この部分はXを使い続ける必要があります。

更に、超巨大SNSにはデータ量・トラフィック量などを捌く技術ノウハウや資金力が必要であり、先の分散SNSのデメリットをカバーするような「巨大な単一のActivityPub対応サーバー・サービス」を生むことを難しくします。ただ、これは分散SNSの方向としては正しいのかもと思います※。

※「Tumbler」や「Threads」がActivityPubに対応する意向を見せていますが、現状どちらも非対応です。これらが本当に対応するのか、対応した際にどうした形での対応を見せるのか、既存の分散SNSがそれを受け入れるのかは、今後注目すべきポイントです。

さらに、ソフトウェア保守という面での持続可能性が費用とは別で存在しますが、Pleromaが今後どのくらい未来に渡って保守されるのかは、開発者本人のみぞ知るものになります。

細かい所の話では、分散SNSに投稿するボタンを備えたWebサービスはかなり少ないです。ただこれはXへの投稿ボタンを押し、自動で入力される投稿内容をコピペする事が出来ます。

今後について

という訳で日々につぶやき・ライフログ・ミニブログとしてのメインの活用は、自分自身にすべての管理権限と持続可能責任がある自前Pleromaサーバーに移ります。

ご興味が有ればフォローしたりフォローしなかったりブロックしたりなどして頂けたらと思います。

また、タイムラインのチャット化を避けたい意図から、空中リプライが多い運用の方はフォローしない場合があるかと思いますが、ご了承ください。

また、Xの方についても、広くから検索される必要がある投稿(実況系・感想系・情報共有系・イラストや写真の投稿など)であったり、X上での他の人の投稿へのリプライであったり、その他もろもろ必要性がある部分でXの投稿は継続していきたいと思います。

また、見えない部分ではありますが「市中のリアルタイム情報」の検索であったり、「公式」「著名人」「インフルエンサー」的ポジションの発信する情報の閲覧でも、Xの活用を継続したいと思います。

そんなこんなで、宜しくお願い致します。