台湾に行ってきました(前編)

人生で1度は海外行っておきたいと昨年ようやくパスポートを取得し、行きたい場所は以前からもあれこれ思案しつづけてきたのですが、難易度・費用・日数などの面から「まずは台湾かな~~」と2月から計画、5月頭の連休で3泊4日で台湾に行ってきました。そんな旅行記です。

計画

先に台湾に行く事を決定し友人何名か声をかけ、賛同してくれた友人と2人で回る事に。地元の友人なので使う航空便も別になる事から現地の観光地で集合・解散も現地で、泊まる宿も別々に取り、日中スポットを一緒に回るというスタイルになりました。

旅程は私自身は全く予定を立てないパターンとざっくり回る場所を決めるパターンと分単位で考えるパターンはどれもやりますが、今回は分単位で決めているパターンで色々予定を立てました。

1日目

成田空港~桃園国際空港

京成スカイライナーで成田空港へ。国内LCCで利用した事は有りましたが国際線は初めてで、実際に来て見ると都内のどこの観光地よりも外国人率が高い場所でした。既に非日常感が凄いです。朝から何も食べていなかったので朝飯という事で鯛茶漬けを頂きました。おいしい。

エバー航空で台湾の桃園国際空港へ。チェックインはスマホで完結するタイプで、Web画面なのでGoogle Chromeのページ翻訳を使いながら乗り切りました。

機材のボーイング787は今回初搭乗でしたが、確かにそれより古い機材よりも空調が乾燥しづらい感じがあり快適でした。機内エンタテイメントの中で現在の詳細な方角、対気速度、対地速度、高度、垂直速度が観られるのはフラシム好きとしては楽しいですね。

そしてちゃんとした機内食も初体験でしたが、エバー航空の機内食はなかなか美味しかったです。思っていたよりも品目数が有りました。この辺りからつたない英語力で頑張る事が求められ始めます。機内食のメニューと飲み物も英語で注文。

台湾に到着し入国手続きへ。事前にWeb申請していたのでパスポートの提示と顔写真撮影・指紋採集くらいで済むのですが、行列はなかなか凄かったですね。入国手続きとスマートフォンで通信するための現地eSIMの契約が想定していた一番のハードルでしたが、なんとかここもつたない英語力で乗り切れて一安心。正直相手の喋っている詳しい部分の説明はだいぶ分からないのですが、まぁ変な事は行っていないだろうと半分信用で。ニュー台湾ドルへの両替と現地交通ICカードもつたない英語でやり取りし購入。本当にギリギリなんとかなる範囲の単語は覚えていて良かった。

饒河街観光夜市へ

夜市の一つであるラオフー夜市へ。友人との集合もここなのですが、空港MRTから台北駅へついてそこから普通のMRTへの乗り換えでだいぶ迷いました。空港MRTとMRTがこんなに離れているとは……。そこそこお待たせしました。

ちなみにMRTは地下鉄のような車体で台北市内を複数路線で網羅していて、都市部では地下を、郊外では高架を走ります。

ここから夜市の賑やかさを眺めながら気になったものを食べ歩き。まず、胡椒餅はだいぶ美味しいです。台湾に行ったらお勧めできるもの上位に入りますね。しいて言えば肉まんに近い感じで、固く焼いた表面の中にはスパイスの効いた具が入っています。

他にもいろいろ食べました。豚肉とか臭豆腐とか砂糖を上げた丸いやつなど。臭豆腐は名前通りかなりキツめの香りがしますがこれはこれで良い経験に。

大人から子供まで、国籍も色々な人が居て通りの最初から最後まで通るだけでもなかなか大変な賑わいでした。夜の9時半でもこんなに賑わってるんですね。カオスな感じがありつつも親しみがある夜市でした。

食べ歩き倒して、有人と別れたのちMRTでホテルへ。今回はホテル サンルート 台北にお世話になりました。

2日目

龍山寺と剝皮寮歷史街區

朝起きてとりあえず朝モス。ファストフードの中国語表記は下手な普通の料理より難しい事を知りました。日本語メニューが別で提供されて助かりました。そして台湾のモスはコーラにLサイズしかないことに驚きました。日本でもモスはコーヒーやアイスティーを頼む人が多めですが、日本以上にコーラが選ばれないんですかね?

日本で言うところの原付スクーターはかなり数が多いです。それ自体の多さもそうなんですが、二人乗り率もそこそこ高くて「2人乗れる乗り物」としてちゃんと普及している感じがありますね。

MRTで龍山寺駅に到着。龍山寺は駅自体もそれっぽさがある趣がありますね。駅の外で友人と合流しまずは龍山寺へ。

龍山寺は1738年に出来たお寺で台湾ではかなり歴史が有る所だそうです。訪れたタイミングは参拝者の方がかなり集まっていました。装飾なども日本のお寺とは違う雰囲気が有り、凝った装飾は荘厳さがありました。

敷地内に池や滝も有ります。

続いて歩いてすぐ近くの剝皮寮(ボーピーリャオ)歷史街區へ。赤レンガ造りの建物がち並ぶ歴史を感じる街区です。様々な時代の建物が残っていてその時代による違いの説明が有る他、台湾の教育の歴史なども解説が有ります。見る物が色々あってなかなか面白かったです。

説明プレートはAndroidのGoogleレンズでカメラ越しに翻訳をかける事で楽しむ事が出来ました。カメラを通すだけで日本語で説明が読めるのはこういうタイプの観光地では本当に助かりますね。

お昼は「艋舺螺螄粉 桂林米粉」で麺料理を頂きました。地元客多めのお店。注文は店名に掲げられている螺螄粉ではなく酸辣粉の方に。螺螄粉の方はタニシが入っているようです。出てきた麺はだいぶボリュームが多くなかなか大変でした。米の麺は腹に溜まりますね。

他にも薬草専門店が並ぶ通りが有ったり、なかなか雰囲気のある街区でした。

ツアーで十分へ

ベルトラさんのバスツアーに参加します。台北駅でガイドさんやバスと合流し、まずは十分(シーフン)老街へ。日本語で色々事前に解説してくれるのが楽しいです。

十分は台北中心部から高速道路・一般道で結構な距離を移動し、山を登って行った先にあります。ここでは願いを書いて飛ばす灯篭が有名で、街に近づいてくると飛ばされた灯篭が空に舞っているのが見えます。灯篭の色によって願い事の種類が変わり、その色の紙の上から筆と墨で願いを書いて飛ばします。プランに入っていたのもあり、私自身も願いを書いて灯篭を飛ばしました。こういうアクティビティは自分自身では眺めるだけで済ませるのでこれも一応ツアーの良さでは有るのかな。

また、街路の中心を走っていく鉄道もなかなかの見所です。

街路にはお店もたくさん有ります。台湾ソーセージはガイドの方から聴いていたように日本人の感覚からすると確かに甘いです。地元の人は甘く感じることは無いそう。

バスで割とすぐ近くの十分の滝へ。自然の中を歩くのはこの旅程の中では唯一でした。思っていたよりも大きな滝で迫力があり、滝から続く渓谷も風光明媚で良かったです。滝の大きさは水量でも変わってきますが、今回は中ぐらい?だったようです。

元々炭鉱が有ったようで、鉄軌道の枕木などその名残も残されています。

九份へ

バスで更に1時間ほど移動し九份へ。ここもまた活気が楽しい街ですね。相当な数のお店が有り、また観光客も沢山居ます。山の傾斜に沿った街で街を上下の方向に移動しようと思うと階段が続き、階段の両側に盛街が軒を連ねます。歩いているだけで楽しかったですね。「江家餅舗」のパイナップルケーキやお茶屋で買ったパック茶葉などいろいろお土産を買いました。

山の街なのもあり、開けたところから見える景色もなかなか良かったです。山から見る海の景色は好物。ちょうど夕日が見えるタイミングで観られました。

ツアーに含まれる「九份心宇食堂」で夕食を頂きます。コースでいろいろな中華料理が出てきますが、良い意味で濃い物は少なく、食べやすくて美味しかったです。小籠包、シイタケのスープ、花枝丸(イカのすり身団子)、台湾式マカロンなど他にもいろいろ美味しかったです。

食事後はバスで士林を経由しつつ、台北駅に戻って本日は解散。ベルトラのツアーは、移動もアクティビティも食事もスムーズですし、ガイドさんのホスピタリティ有るしで良かったです。

台湾に行ってきました(後編) へ続く

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