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THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 5thLIVE BRAND NEW PERFORM@NCE!!! に行ってきた

2018年6月2日 (土)、3日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催された「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 5thLIVE BRAND NEW PERFORM@NCE!!!」に参加してきました。2Daysのミリオンライブの5thライブとなり、1日目はライブビューイング(LV)、2日目はさいたまスーパーアリーナ現地(SSA)です。

LV会場は良くも悪くも比較的静かな所を選んでみたのですが、もともとそういう会場という事を考慮しても「初参加なのかな?」という方を結構見かけたのが印象的でした。アクティブユーザーが増えるとこういう所にもちゃんと効果が出てくるんですね。どんどん裾野が広がって欲しいです。

ここからはDay1で特に印象に残った部分についてさっくりと。

「AIKANE?」
小笠原早紀さんの茜ちゃんをやる事の上手さ、これまでもそうでしたがやっぱり凄いなぁと。これが(Vo/Da/Viでいう)Viの力なんだろうなと思う。茜ちゃん自身はDaだけど。

「ローリング△さんかく」
良さ。

「あめにうたおう♪」
虹になれ 夢をかなえよう

「ART NEEDS HEART BEATS」
この曲はもちろんの事、他の曲に登場している時も中村温姫さんの「ロコとしての色と魅力を出しつつ加わる」感じ、ロコとロコPって幸せなんだろうなぁと感じました。

「教えてlast note…」
この曲の低音部好きなんですよね。

「花ざかりWeekend✿」
ほんと良く出来た曲だなと思います。華やかな展開、ちょっと昔感の有るメロディ。良い。

「Take! 3. 2. 1. → S・P・A・C・E↑↑」
Arisa! Ready go!! Idol Space Adventure!!!=ARISA。仕上がってますね。村川梨衣さんはアーティストデビューもあってかどんどん歌が上手くなっていますね。「ZETTAI×BREAK!! トゥインクルリズム」でも存在感を発揮していました。安定感を感じます。

「Oli Oli DISCO」
戸田めぐみさんの声が本当によく通って気持ちのいい曲。歌が上手い人ばかりだなほんと。

「空に手が触れる場所」
北上麗花の持つ空気感と風を平山笑美さんの歌唱をもってして披露される。それがただただ良い。

「Silent Joker」「CAT CROSSING」「To…」
ノリノリでエネルギーを感じる阿部里果さんのSilent Joker、スピード感のあるカッコよさだけでなくしっとりした心情も感じさせる雨宮天さんのCAT CROSSING。どちらもCD音源とはまた違った雰囲気が感じられます。雨宮天さんの歌唱は毎回感じられる感情が異なっていて、毎回違った魅力が有ります。CD音源よりも強さだけではない部分が有るように感じられました。そして大型ライブでは初披露の「To…」は実はもうすでに聴いた事が有るのではないかという高橋未奈美さんの安定した実力を感じました。

「瑠璃色金魚と花菖蒲」
いやもう大歓声ですね。そうならざるを得ない。私個人としてはまだ白石紬とこの曲が上手く結びついていない所が有るのですが、その状態でも圧巻のパフォーマンス。南早紀さん本人もまだまだ上を目指しているようなので今後の進化と紬との同化に期待が持てます。

「ハミングバード」
もちろん上手いんですがそれ以上に香里有佐さんの表情がとても明るく豊かでゆとりをもって桜守歌織さんを演じている印象が強い一曲でした。鳥が羽ばたいていけるようなステージ感が有りました。

というわけでDay1でした。LVだと演者さんに比較的近い映像が多いので色々な表情が見えてきてそれによって感じさせられることも多いです。

ユニット曲ではいつもとはだいぶ違うメンバー構成になっていて、「聞いた事有るけど聴いた事無い曲だこれ」とい感じでした。ミリシタが自由にメンバーを構成できるので今まで参加していなかった方を!という事らしいです。

発表パートではミリシタのこれまでを振り返るようなムービーが良かったです。ところで以前から思っている事なんですがSTANDING ALIVEのロゴのALIVEだけ文字サイズが大きい所良くないですか?

ここからはDay2で特に印象に残った部分について。

現地で頂いた有志によるコール本は今までいただいてきたコール本の中でも一番のクオリティだったように思います。色分けや用語やこれまでのライブの解説など情報が幅広く、読み物として良く出来ていました。

ヨドバシさいたま新都心店の実質的なミリオンライブコラボコーナーもなかなかでしたね。DENONのUSB-DACはいつか欲しいです。AL32プロセッシング + DDFAの音を聴きたい……。

「FairyTaleじゃいられない」「虹色letters」
早いな!? 「虹色letters」はこういうと失礼かもしれないのですが、まだ少しぎこちない所も有る感じが凄く「虹色letters」の雰囲気に合っていてよかったです。アウトロのダンスが好き。

「Only One Second」
駒形友梨さんの歌い切っている感とそれと共にしっかりと存在する高山紗代子のオーラ。CDをこの音源で聴きたい。

「WE ARE ONE!!」
この完成度である。浜崎奈々さんの完成度、同じパートを繰り返しながら盛り上がっていく曲の構成、観客(=P)と一緒にする振り付けなども有り完成された盛り上がりを見せました。楽しい。

「Angelic Parade♪」
Day2のAngelic Parade♪はなんだか後半泣ける曲だったのですが私だけでしょうか。なんというか「良いなぁ」っていう心境でした。

「咲くは浮世の君花火」
あれ、予習し忘れた曲が有った?と思ったら新曲でした。打ち上げ花火のSEが好き。

「プリンセス・アラモード」
諏訪さんの諏訪さん感とまつり姫のまつり姫感と曲のプリンセス感、曲調が激しくてどうしてもたまにマイクに音が乗っていない所まで含めて滞りなくいつもの徳川まつりなのが良かった。そうそうこれっていう。良い徳川まつりでした。

「満腹至極フルコォス」「たんけんぼうけん☆ハイホー隊」「スポーツ!スポーツ!スポーツ!」
それぞれ良かったんだけどこの流れはもう一緒に語るしかないです。なにこれ。「満腹至極フルコォス」の全力で駆け抜けていく感じはまさに曲名通りフルコォス。稲川英里さんの完璧な大神環っぷりでハイホーハイホー進んでいく「たんけんぼうけん☆ハイホー隊」の一体感、「スポーツ!スポーツ!スポーツ!」の強いエネルギーと会場全体の熱がここまで有れば説得力を帯びるんだなという歌詞。上田麗奈さん本人と高坂海美はだいぶ雰囲気が違うお方ですが、それがステージ上ではここまで高坂海美になるんだからすごいですよね。甜面醤の読み方はてんめんじゃんです。

「Sister」
この流れで差し込んでいけるSisterです。

「ふわりずむ」
宮尾美也力(みやおみやちから)の強い一曲。美也の曲は曲単体で言えば「初恋バタフライ」が好きですが、分かりやすく美也を感じるのはふわりずむだなーと思います。ところで1曲目が「エフェクト」で2曲目が「バタフライ」でしたが、特にそういうSF的な要素が有る訳ではないんですね。

「昏き星、遠い月」
藤井ゆきよさんの熱演が光る。殺陣はやってくれると信じていました。「Moira」の「死せる英雄達の戦い -Ηρωμαχια-」を思い出させますね。良いですよー。

「ジレるハートに火をつけて」
ついに揃ったわけですが良い意味でそういう重さは感じられない純粋なジレハに感じられたのが印象的でした。

「ムーンゴールド」
「一緒に歩いたね こんなところまで」。野村香菜子さんの表情の乗せ方がとても上手い。もともと人によって色々感じさせる歌詞の曲でしたがそれをステージ上で表現する事によって出てくるエモさ割り増しキャンペーン実施中です。

「SING MY SONG」
疲れた体にSING MY SONGの投与は危険です。いや、ここまでやってくれるだろうという期待は元々持っていましたが、それが本当に出てくると凄いですね。広いステージの真ん中で歌う田所あずささんの静かながらもしっかりとした身振り手振りも印象に残っています。(歌唱もそうなんですが、この曲はCD音源の音質が正直あまりよくないので1番Bメロやサビで音がチリチリ言っていないクリアな声が聴ける事もそれはそれで別で感動が有ります)

トーク関連だと山口立花子さんによる莉緒の「プロデューサー『ちゃん』」が有ったの本当に良かった。私の隣にいた女性Pの方もかなり刺さっているようでした。あとは田村奈央さんのバラエティ力がだいぶ発揮されてきましたね。今後の活躍にも期待が持てます。

そして新キービジュアル

誰が居るのか一人も分からなくて草。周辺席の困惑がそれはそれでちょっと面白かったです。まぁこういう事も有るよね。仕方ないです。

そのせいなのかどうかのか音質面は会場がSSAの割にだいぶ良かったですね。音質面で気になった曲は私の席からだと1曲も有りませんでした。これが音響関係者の技術なんでしょうね。

Day1を見た時点では楽曲構成的にも全体的にまんべんなく良い感じからも、逆に大きな特徴は無い「普通に良いライブだな」という感想でしたが、これまでの積み上げがあってこそ大型ライブでは初お披露目ばかりの曲でもそれが出来る訳なんですよね。普通だけど普通って凄い。

今までものライブ同様では有ったんですが、「今まで積み上げてきた物を引き継いだうえでの新世代としての1stライブ」を目の当たりにするともう1~4thには戻れないんだなぁと思うし、あの場で「その先」である6thの発表が有って良かったと思います。楽しさと同時に4thまでが過去のライブになる寂しさみたいなものが有った。でもそれどころではない、6thが有るんだよっていう。

楽しい事だけではなかった色々な物を積み上げてここまで来て「普通に良いライブ」を新しい楽曲、新しいゲームコンテンツ、新しい参加者(P)で出来ました。もちろん今回だって課題は有るかもしれませんが6thがあります。新世代の1stライブを行った次がどうなるのだろうか。

ひとまずは演者様ダンサー様スタッフの皆様と参加者の皆様お疲れ様でした。

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他にも個人的に思った事などいろいろ有るのですが、どうしても私自身の話になってしまうのでこの辺で。2ndの少し前の頃から緩く付き合い今もだいぶ緩くミリオンライブと付き合っていますが、その緩さでついていける所までは見届けたいなと思います。


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MyNA(日本MySQLユーザ会)会 2017年10月に行ってきた

2017年10月23日に開催された「MyNA(日本MySQLユーザ会)会 2017年10月」に参加してきました。このユーザー会へは初めて参加しました。

MySQL 8.0 RC リリース記念 という事で、MySQLプロダクトマネージャーのMorgan Tocker氏によるMySQL 8.0の全体像についての解説、ボリューム盛りだくさんな質疑応答が有り、他にも@yoku0825さんによる「MySQL 8.0で憶えておいてほしいこと」、 @naotoogawaさんによる「X Protocol はじめました(Haskellで ?)」が有りました。

Morgan Tocker氏の解説は分かりやすいスライドに、実例有り、分かりやすい日本語訳も有りでした。私はDB担当としてMySQLを触っているというよりは、作っているアプリケーションの一部として構築したりSQLを書いたりDDLを叩いたりチューニングしたりしている、といったぐらいなので知らない部分もかなり多かったです。

With句(CTE)、ウィンドウ関数導入、JSON関連対応の強化だけでなく、Unicodeへの対応強化とマルチバイトの高速化(デフォルトがutf8mb4になるだけじゃない)、GISの標準準拠(OpenGIS)の進展、ロックを制御する構文 SKIP LOCKEDなどなど。

MySQLは基本的に新しくなるほど高速化を続けていますが、マルチバイトで高速化しているというのはそれだけでもうメリットが大きそうで嬉しいですね。パフォーマンス面は5.7で主に読み込みが強化されましたが、8.0では書き込みも高速化されているようです。

質疑応答は「sli.do」というサービスを使って質問を募り回答するという形式。他の人の質問に対して投票をする事ができるのが面白く、票を多く集めた質問から聴いていくといった事が出来るのはなかなか新しいです。

質疑応答は本当にボリューミーかつ深い質問も多く、私にはもう分からないレベルの物もちょくちょく有りましたが、刺激的でした。印象に残っているのは「(Oracleの)MySQLへの投資は良い意味で変わっていない」という言葉、OracleをMySQLのアップデート先とも考えておらず、別のユーザー層が有り、それぞれ大切にしていくというようなニュアンスだったと思います。この部分は正直な所ちょっと意外でもありました。

また、どこまでスケールするかという質問では、正直な所分からないが(CPU以上に)IO周りの最適化が大切になってくる、との事でした。intelのOptaneなど、今までのSSDとも少し違う新ジャンルのストレージ技術によってDBの世界もどんどん変わっていくのでしょう。

サポート面では、8年間サポートを続けるために、3つのGAが保守中として残るような感じ?にしているなど、MariaDBとの方針の違いとしての話題も有りました。

各種パラーメータを自動で調整してくれるようになる innodb-dedicated-server は本番環境向きであり、開発環境には向かないというのも個人的にはちょっと意外でした。

他にも本当に様々な話題が有り、オフレコ扱いであるような部分も有り、貴重なお話でした。

「MySQL 8.0で憶えておいてほしいこと」ではおなじみとなった「ハハ=パパ問題」や微妙なデフォルトcollationだけでなく、MySQL 8.0で結構な数の予約語が増えている点での盛り上がりが有りました。”path”など、既存のアプリケーションで使ってそうな物も有り、注意点として大きそうです。

MySQL :: MySQL 8.0 Reference Manual :: 9.3 Keywords and Reserved Words
https://dev.mysql.com/doc/refman/8.0/en/keywords.html

例えばPHPだと各種フレームワークやライブラリのクエリビルダを使っているとこの辺はカラム名もエスケープしてくれていたりしますが、こういう時に助かるんですね。生のSQLを書いている箇所は見直そうと思います。

XProtcolを実装したセッションでは、名前と存在は知っている程度のXProtcolの中身がどうなっているのか、実際に実装するためにはどのファイルを参照すればいいのか、メタデータの扱い等、これもまたなかなか聴けない話題でした。

プロトコルを実装するためにはやぱりパケットの中身をみたりなど、低レイヤーの知識も必要になってくるのですね。言語によって実装に違いがあったりなどもするようで、罠も多そうな印象でした。

初MyNA会は、私のような雰囲気でDBを保守・チューニングしている人にはレベルが高い部分も多々ありましたが、全体として分かりやすく出来ていて、知らなかった事、ここでしか聴けなかったであろう話盛りだくさんでとても良かったです。既存のまだ残っている5.6を5.7に移行しつつ、MySQL 8.0の良い所活用していきたいです。

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また、ここ2か月間、いくつかのジャンルのカンファレンス(セッション)や会に出てみて、どのジャンルでもやっぱり「出来る」人のレベルは普通の人とは全然違うなと改めて感じました。

自分自身は、特に何の高レベルでもなく、Bootstrapを導入してちょっとCSSをカスケードして調整する程度のHTML/CSSであったり、ググりながらJavaScritpでPOST送信・結果取得のような事をしてみたり、PHPでがりがりバックエンドの処理、SQL、バリデーション、DB CRUDを書いたり(でも本格的なオブジェクト指向、ドメイン志向設計には未だ弱い)、LinuxやDBのセットアップ、チューニングだったり(トラブル時の対処は本職のサーバーエンジニアには及ばない)、AWS上の各種ネットワークやRDS、LB、WAFを設定したり、Zabbixでのモニタリングをいじっていたり、どれについても薄いレベルでしか触っていない現状。今後どこに行っても新人レベル(吸収力で言えば新人以下)でしょう。やはり何かしらに絞って掘り下げていく(=環境も変える)べきなのだろうか……。だからと言ってどれにしようかというと。

PHPカンファレンス2017に行ってきた

2017年10月8日に大田区産業プラザPIO 日本PHPユーザ会によるPHPカンファレンス2017に参加してきました。このカンファレンスは数年ほど一般参加させていただいております。

今回は某ライブのDay2公演と日程が被っており、前日にDay1公演だけ観てくるつもりだったのですが、体調を盛大に崩し参加できず……。この日もまだ病んだ状態でした。

行く途中でmeijiの「速攻元気」というゼリー飲料を買って飲んだのですが、これ、成分的にはカフェインの無いエナドリなんじゃないの?という代物で、カロリーは控えめ。病んでいる時にはなかなか効果があるんじゃないかと思います。

※以下登壇者名について敬称略

基調講演は見られなかったのですが、今回は「チャレンジ」がテーマのようです。パンフレットの表紙にも「challenge!」と書かれています。今回はDocker関連のカンファレンスが3つも有りました。私は「開発環境をDockerにしてみませんか? necomori LLC 高橋邦彦(kunit)」を拝聴しました。

開発者間で統一する為の開発環境というと最近はVagrantが一般的ですが、Dockerにしてみるのもいいのでは?という話題でした。vagrant+ansibleの環境は意外と壊れる問題、バージョン間の差異が出やすいなどが理由でした。Dockerの基本的な事からの説明、設定ファイルそれぞれの意味などが丁寧に説明されました。私は実際にDockerを使った事は1度もないため、docker-composeなどワードとしては知っているが具体的にどういう物なのか知らないレベルの人に助かるセッションでした。Docker上のポートと親ホストではポートが変換される事など知らない事も有りました。

他にはレガシーシステムをどう今時に近いものへ持って行くか、という話題も多かった気がします。「PHP Version UpとAWSへの移行 グリー株式会社 吉本 将宣」では、アプリケーション間のRequireすらあるような闇の深い環境をどう改善していったかという話でした。

レガシーと言ってもどこかで意を決してやらなければいけない。始めた後は少人数によるプロトタイピング、先に共通コードの完成を目指す、そこでの問題の先取り、開発環境の統一など、やる事をやっていき、「PDCAを普通に回した」「円滑なコミュニケーション」と言った説明からも有るように、体制・計画としてしっかりやって行く事が大事なのだなと思いました。

セッションとしては「それらに取り組み移行が出来た事が組織としての財産になった」「お互いのシステムへの相互理解、組織を越えたチームワークが得られた」というニュアンスのまとめになっており、それらが出来れば組織としても参加した個人としても強いだろうなという印象でした。

「運用、追加開発しづらいPHPアプリケーションに未来を与える方法  株式会社VOYAGE GROUP リードエンジニア 田中 改」では、実際に移行をするうえでどんなテクニックが用いられたか踏み込んだ話も有りました。モニタリングを入れる事でアプリケーションの改善点がわかる、AWSのALBを使ったパスベースルーティングを用いる事で、実装が終わった新ロジックから切り替えて行く事が出来るなどのお話が有りました。

AWSのALBは私自身も業務上活用していますが、アプリケーションの改修・移行に用いるというのは初めて聞く用法で面白かったです。アプリケーション全体を切り替えないので徐々に切り替えが行える、問題があった時は切り戻しが楽というのは有効度が高そうです。ただしセッション管理には気を付ける必要があります。

最後のライトニングトークも毎回面白いですが、@MiracleTShirt09による「MDD(筋肉駆動開発」では、強いプログラマになる為に必要なのは筋肉であったことが判明したり、他にもユーザー対応を行う上での取り組み、カンファレンスを主宰する側の取り組みの話(ライブ感が凄い)、APIを設計するうえでSwaggerを活用する事でドキュメントとソースの乖離を防ぐ仕組み、イケていないテストデータの話、初めて聞いた「Google Cloud Spanner」の話(既存のRDBとの互換性は無いけどAuroraよりもスケールするRDB(NoNoSQL)みたいな感じなのかな)、PECL拡張を登録するまでの話(WindowsバイナリはPECL側が自動でビルドしてくれていた!)など、今回もなかなか知らない、聴く機会のない内容が多く興味深かったです。

今回はどこかで困っている、辛い、レガシーであるといった部分に「そこで困っているよねぇ」と同意できる話題と、それに対する取り組みの話がちょくちょく有って、そういう意味でも「challenge!」だったんだろうなぁという印象のPHPカンファレンス2017でした。どんなに有名な所でもPHPのバージョンは古かったり、辛い部分が有ったりするのは共通で、そこをどう解決して行けたか、しようとしたかという話はなかなか参考になりました。

今回は懇親会も初めて参加したのですが、懇親会LTもなかなか面白かったです。病み上がりに長丁場だったので途中で抜けましたが、もし次が有ればもっといろんな人に話しかけられたらなぁと、思ったり思わなかったり。