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シンデレラとミリオンの1年はどういうものだったのか

アイドルマスターミリオンライブが2月27日に3周年を迎えた所ですが、私個人としてもゲームとしてシンデレラガールズ、ミリオンライブを始めて大体1年を過ぎた頃なので、この1年のアイマスがどういうものだったのかについてだらだら書いてみたいと思う。

まず前提として、1年以上前のアイマスはどうだったのかについて。Xbox360無印~L4Uの頃の曲はよく聴いていた。360無印に関しては一応プレイもした事がある。仕事が割とシャレにならない辛さの時期に音無小鳥さんの「空」に救われていた時期もあった。アニメ版THE IDOL M@STERも劇場版の輝きの向こう側へも良かった。シンデレラガールズは第1弾CDが出た頃から存在を知って、星輝子実装あたりからはキャラも一部知っているぐらい。コミックの方の「ニュージェネレーションズ」はアニメ化前から読んでいて、全員ではないがシンデレラ曲も聴いていた。ごくたまにデレラジも聴いていて「精進湖行ったりしたんだな」、ぐらいの感じです。ミリオンライブに関してはリリース当初から存在は知っていたけど、どういうキャラクターが居るのか知りだしたのは1stライブ以後ですね。楽曲は全体的にもともと好きで全て聞いているとはとても言えないレベルですがそこそこ聴いています。前提ここまで。

2015年一番最初の衝撃としてはやっぱりアニメ版シンデレラガールズの執念を感じるレベルの品質でした(※1)。本当に関わっているスタッフ陣の熱意が感じられて、自然に涙し、そのまま別チャンネルで2周目をしてしまうぐらいでした。で、アニメ版と同期してストーリー展開がみられる「NOMAKE」「マジックアワー」を見るためにこのタイミングで始めた訳です。ここで分かったのはやはりゲーム版はゲーム版で魅力的なキャラクターにいろいろ出会えた訳で、椎名法子であったり今井加奈であったり水野翠であったり黒川千秋であったり鷹富士茄子であったりはプレイしないと良さが分からないキャラだったと思います。

モバマスとしての1年については、やはりキャラクターの主に明るい部分を照らすイベントが多くて、特に「初めてのキャンプ」というイベントでは、早坂美玲、三好紗南、ライラ、市原仁奈の引率的な感じでキャンプに必要な道具を揃え、バーベキューをしたりその他さまざまな模様しものを楽しみ、最後には満天の星空を見て帰るという中で、各キャラクターの仕事とオフが共存する中での移り変わる表情であったり、山に遊びに行くという楽しさであったり(※2)、本当に仕事を楽しんでいてまたやりたいとみんなが思っている空気感であったり、様々な「良さ」が集まったイベントでした。他にも「青春公演 シング・ア・ソング」であったりも、これまで少しずつ思考が病み気味の方に向かっていると言われていた加奈が生き生きと演技を楽しんでいたり、4thアニバーサリーでは3rdアニバーサーリー復刻パートの新田美波の良さを再認識したりしたわけで、やはり各キャラクターが掘り下げられ・さらに変化していくるコンテンツってのは良いな感じました。

アニメ版シンデレラガールズについても各方面からあそこが良かった、ここは違うなど様々な意見が飛び出していましたが、見ている各々がそれぞれどういう切り口で掘り下げていってもいい、各々が感じる「良さ」が全然違う奥の深さがあって、キャラクターとしての人格から背景のこまごまとした部分にまで情報が多い作品で、いろいろとどの部分が良かったと言う事も出来るのですが、一言でまとめると「良い作品を作ろうと皆が頑張って完成した良い作品」でした。その熱さとそれによってできたプラスの良さが感じられるから、正直細かい粗も探せばいろいろ有るけどそれを語る必要もないし(※3)、いままでまだ記号の集まりに見ていたキャラクターが実際は生きている事を垣間見れたのかなと思います。

一つ、後半がシリアスに寄りすぎていたと言われている部分に関しては、モバマスが楽しさに重きをおいている分、「でもこのキャラクター達は実はこういう所もあるんですよ」と可能性を広げてくれた動き(※4)として個人的には大いにありだったと思います。モバマスを全く知らなくても十二分に楽しめる一方でありながら、でもゲーム版だったりCDのドラマパートであったりアニメであったりNOMAKEであったりライブであったり相互に補完されあってシンデレラガールズだから一つ一つの傾向はいろいろあるよねと(※5)。

ここからミリオンライブの話、アニメ版シンデレラガールズのCDとしてラブライカの「Memories」とローゼンブルクエンゲルの「-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律」を購入したわけですがここでリリースイベントに当選しまして、折角なのでサンシャインシティの噴水広場に行ってきたわけですが、ライブ(という規模でもないですが)はやっぱり生で聴けて良いなと(岸田教団のリテラルワールド赤坂Blitz公演ぶりに)感じて、あーじゃあミリオン2ndライブも見に行くかとゲームを始めると共にチケットも取ったような感じです。ゲーム版ミリオンライブ(グリマス)としては、ちょうどプラチナスターライブ編の締めくくりというような時期で、それぞれのユニットのそれなりにロングなストーリーが(しかもフルボイスで)見られるのですが、いわば始めっから各キャラクターの全力をぶつけられたわけですね。周防桃子と福田のり子の本気のやりとりであったり、春日以来の葛藤であったり、不器用にギャグを行使する北沢志保であったり(もはやただの犯罪者でしなくなってしまった黒井社長であったり……)。

あとはどこかで(2015年末に出た10周年インタビュー記事だったかな)ディレ1氏がミリオンライブは他のアイマスコンテンツより中の人が強めに出るコンテンツというような事を言っていたと思うのですが、自分の中のミリオンライブがまだ固まり切っていない時期に2ndライブを見たことで、自分自身確かにそういうイメージを持ちました。逆に初期の頃からプレイされいた方が、どういうプロセスで似たようなイメージになったのかは気になります。765AS組ともシンデレラ組ともまた雰囲気の異なる楽曲をまとったパフォーマンスはDay1しか見られなかったものの、楽しさもありつつ力強いものでした。

で、キャラバン編が始まったり、各キャラクターのゆるいやり取りであったり、内面を掘り下げている人の意見を見たりであったり、ミリオン運営の斜め上で攻めていく面白さ(※6)であったり、各キャラクターとCDのイメージが結びついて来たりといった中での印象として、ミリオンライブはシンデレラガールズ以上にゲームをプレイしないとキャラクターが分からないゲームだなと。ここで一番分からなかったものが分かるようになったように感じるのはロコ、まつり、麗花もそうなのですが、特に真壁瑞希ですね。もしろん各々でキャラ観は微妙に異なるものだと思いますが、すごく周りを見ていて、素直で、頭がいいんだけどちょっとズレている時もあって、だからといってポンコツではなく、言いたい事は「それなりに」言えている所が逆に口下手な感じであったり、明るくてふわふわした話にもシリアスで重い話にも触れる深さがある子だなぁと。

曲も強いですね。一見アイマスの中では一番普通にアイドルソングしているように聴こえるけど実際プレイしてみると、正統派な曲から本人の曲以外の何物でもない曲だったり。劇場版アイドルマスターとの相乗効果高まる矢吹可奈の「オリジナル声になって」は「やっぱり 歌が 大好き」が強すぎるし、最上静香の「Precious Grain」の痛々しいまでに秘められた力強さであったり、真壁瑞希の「POKER POKER」と「…In The Name Of。 …LOVE?」はそれぞれ違った側面から真壁瑞希を展開しているし、「水中キャンディ」から感じられる馬場このみの決意の重みであったり。

で、1年プレイしてみて、ここまでは主にキャラクターの話をしてきた訳ですが、実際の所私は曲の方が好きなんですよね。今書いたばかりのミリオンの曲についてもそうですが、例えばシンデレラガールズ3rdライブでは本当に強くCD音源とは全く違う福原さんの「never say never」は凄かったし、亜美菜さんの「in fact」は色々と良い事も悪い事も言われてきた”声のついた橘ありす”が3rdのあの空間でついに現れたように思えたし(って喋りだすと長いから3rd感想記事の方を読んでほしい)。で、ここでさらに掘り下げると実は曲が好きというわけではないんじゃないのかなーと。過去のアニマスや劇マス、2015年のアニメ版シンデレラガールズやミリオン2nd、3rdツアー、シンデレラのサマフェスや3rdライブで感じられた(※7)「良いもの、面白いものを作ろうとして生まれた良いもの、面白いもの」というふわっとした中に、前述のポイントポイントで春日未来の可能性とアイドル性と人間性の両立に魅力を感じたり、「空想文学少女」のイントロの展開が好きだったり、「Memories」のESTiサウンドが心地よかったり、「フェスタイルミネーション」の後半の展開が地味に好きだったり、田中琴葉が所恵美とカラオケに行く下りが好きだったり、ミリオン2nd衣装グレイトフルブルー(実物)の金色のメッシュ生地部分が好きだったり、「ONLY MY NOTE」の明るいながらも切なさを感じるメロディ展開であったり、ほかの人の二次創作を読んでもいいし、という好きな部分を自由に切り取っていい所なのかなと。

デレステを音ゲーとして楽しむ人がいて、アイマスコンテンツ全体を「自分がどうプロデュースするかを考えていく実質シミュレーションゲーム」であると考えて楽しむ人が居たりする中で、じゃあ自分は誰かをプロデュースするかというとちょっと違っていて、ゲームとして楽しんでいるか、曲が好きなのか、単にキャラクターが好きなのかというとそれも違っていて、様々な良さ(もちろんダメな所、合わない所もある)が生み出されたり変化していったりする物を眺めて、周りはそれを消化したり、時には派生させたりと部分部分好きな部分、時には合わない部分も楽しんで、困惑するような部分を考えてみたり、それを誰かと討議してみたり、それの積み重ねとして全体が面白い「エコシステム」としてのアイマス「コンテンツ」が面白かったんだろうなぁと。だから自分は誰かの担当Pではないし(※8)(※9)、全体のうち興味が薄い部分は今後興味を持つ可能性があれば薄いままなのかもしれないし、今後も”適度に”薄いままなのだろうなというのがここ1年の総括でした。

※1 年始特番もありましたが……。
※2 アニメ ヤマノススメは良いぞ。
※3 全肯定ではなく、いちいち大っぴらにここがダメだった!と言わなくてもいいようなニュアンス。
※4 美嘉みりあのお互いに似た境遇での連帯感であったり、アスタリスクとかいう化学反応であったり。
※5 NOMAKEの一部において流石にここは本編でやってほしかったという部分はあるっちゃある。
※6 タイムマシンに飛び乗らなかったり本当に幽霊に憑りつかれてなぜかプロデューサーが除霊しないといけなかったり、スター○ォーズにスペースウォーズをぶつけてきたり……
※7 10th行ってないです……。リスアニは行ったよ!
※8 この子はどうやれば自信を持つんだろうとか、どういう絡みが有れば面白くなりそうか考えたり、二次創作で「で、お前はどうするの?」を突き付けられたり、それはそれで面白いですし、キャラクターとして好き好みも大いにあるんですけどね。
※9 しいて言えばゲッサン版ミリオンライブは多くの人に読んでほしい……

シンデレラガールズ3rd LIVE 感想

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE
シンデレラの舞踏会 – Power of Smile –
に両日LVで参加してきました。

演者の方、ダンサー、スタッフ陣やぴにゃ(かわいい)、大勢のPの力でこの4周年と今年初めから始まったアニメシンデレラガールズからの流れの締めくくりが上手くいった事がとてもよかったです。LIVEの常としてもちろん100%のパフォーマンスではないかも?(※1)と思う部分もあるわけではありますが、それ以上に楽しいLIVEにしようという様々な熱気が有ったから最後まで熱いテンションで走りきれたのかなと思います。

私自身の話をすると、一部のキャラクターを知っていたり曲だけ聴いていたりするのがだいたい星輝子実装辺りから、特にP業をすることもなくうっすーいまま、実際にゲームとしてのモバマスを始めたのは今年頭から(※2)、という感じの人ではあります。それでもこの5時間に及ぶ、これまでの4年間(先輩方も含めると10年間)かけて作られた「凄い空間」を感じ取れる機会に出会えたことがとてもよかったです。夏に行われた舞浜アンフィ、大阪グランキューブでのサマフェスは主に346プロダクションとしてのお祭り的な要素が強いイベントでそれもそれで面白かったのですが、今回はキャストの方も語っていたように大きな流れの中の集大成だったのだと思います。

これ以上語るには語彙力が無いので以下、列挙的な感想。前述のとおり薄い人なので何言ってんだこいつみたいな事を言っているかもしれませんが、ご容赦ください。

ぴにゃこら太
かわいい

S(mile)ING!
えっもうやるの!?早い!?と思った1日目の選曲。「LET’S GO HAPPY!!」~「気持ちいいよね 一等賞!」の流れもテンションとしては凄く飛ばしていた訳ですが、むしろS(mile)ING!から「あっこれは凄い飛ばしていく奴だ」という感じでしたね。

松嵜さんと杜野さんの野球
―【第34回】れい&ゆいの文化放送ホームランラジオ!
「明日いらっしゃる方は今日の私は全部忘れて」「私達この前の西武ドームでもアイドルとして立ったのに笑われたじゃない?、いらないのよそういうのはー」
→やっぱり野球じゃないか!
もちろんゲスゲス突っ込んだり煽ったりとかなかったですけどね。面白かったです。

毒茸伝説
これLIVEで聞かないといけない奴だ、と。松田颯水さんの声と表情の迫力が凄い。中盤の桜咲さんとのLEGNEも本家真礼さんとはまた別の、メタル的側面が強いVerとして良かった。

メルヘンデビュー!
ここまでウサミンを体現している三宅麻理恵さんは本当に凄いと思うわけです。

Memories
デュエット感とESTiサウンドの良さもありアニメ版で好きな曲TOPの中の1曲、でも残念ながらメンバーが揃わない筆頭曲みたいになりつつあったMemoriesですが(※3)、ついにどちらも居ないという新たな境地にたどり着きました。2日目では洲崎さんのMemoriesがまた聴けて良かったです。洲崎さんの「すみぺを感じながら歌った」というのはMemories/LEGNEのCDリリースイベントでもあったコメントなのですが、今後2人(出来れば蘭子/真礼さんと3人で)揃った形を見たいものです。ところで佳村さんのMemoriesは何かただならぬものを感じます。

つぼみ
「清い」。ここ1年でだいぶバラード調の曲が増えた気がしますが、つぼみは音作りや展開の仕方が一番好きです。ライティングの演出も良くてとにかく清い。

Never say never
執念めいている位に本当に力強くて、CD版とは全く違う、色々なものを乗り越えてきた渋谷凛/福原綾香さんの姿なんだと勝手に思ったりしました。アニメ版シンデレラガールズは良くも悪くも良い作品にしようという制作陣の思いが執念を超えもはや呪いの域に達しているかのような作品(個人的には褒めています)でしたが、それに似たものを感じる時間でした。

ラヴィアンローズ
櫻井桃華だった。

き・ま・ぐ・れ☆Cafe au lait!
こういう軽度のSound Horizonみたいな演出大好きなのでどんどんやるといいよ!(劇場版Nein も良かったよ)。シンデレラはエンターテイメント。

Rockin’ Emotion
熱さだけでなく爽やかさもカッコいい木村夏樹のステージがそこにあった。安野希世乃さんが木村夏樹で良かった。そこに「Twilight Sky」が来るのは「せやなぁ」って感じだよね。

Wonder goes on!!
今回のLIVEで一番印象が良くなった曲(元々の印象が薄い/悪いという事は無いです)。なんだろうね、良かった。

Hotel Moonside
速水奏役飯田友子さんの完成度の高い演技が凄い。

in fact
色々な意味で橘ありすだった曲。佐藤亜美菜さんの凄さであり、歌も細かい演技も頑張って練習して一人で舞台に立つ橘ありすだった。

心もよう~流れ星キセキ
あぁ、フィナーレが近いんだなと思わせる流れ。卯月/大橋さんの「S(mile)ING!」がとても明るかった。

とどけ!アイドル
集大成や一つの節目としての何かを感じる「M@GIC」とは違って、それらの流れからは浮いた、また新しい流れを感じる曲ですよね。スターライトステージという新たな流れの幕開けを担う曲だからそういう感じなんでしょう。「Star!!」や「Shine!!」、「GOIN’!!!」ではなく「お願い!シンデレラ」に近い曲。

番外編:Nation blue
やっていません。やって欲しかったですが、「今のシンデレラガールズはNation blueが無くても大丈夫なんだなぁ」と思ったりしました。

番外編:お隣席のP
2日目は単独参加でしたが、1日目の現地等、色々なお話が聞けて楽しかったです。

桃華「泣いてなんかいませんわっ」
照井さん流石だなぁと。

一年半前の舞浜アンフィシアターでは全員の顔が見えるようなキャパだったが、今はもう見えない。でもペンライトの明かりはしっかり見えている、という黒沢さんのコメントが良かった。

アニメ版シンデレラガールズ最終話が「完結!」ではなくむしろこれからの広がりを見せて終わってくれたように、シンデレラガールズの世界もまだまだ続いていくと思います。私自身は正直な所今後もPと呼ばれる人になる事は無いんだろうなとは思いますが、ゆったりと、薄く永く(※4)付き合っていけたらなと思います。

※1: 特にトロッコ(馬車)曲で顕著だったあれは何らかの音ズレ? なのでしょうか。

※2: 765の方に関してはXbox 360無印の頃に触っていて無印・L4U辺りの曲は聴き込んでもいましたが、やはりP業というわけではもなくうっすーいまま。765の方々にはアニマス、劇場版、今年頭から始めたミリオンライブで再会しました。ミリオン2nd LIVEも良かったです。

※3: 他のユニット曲も完全にCDメンバーで揃うのは難しいですが、2人だから目立ちますよね。

※4: それこそ東方Projectのようにね。