月別アーカイブ: 2019年1月

マイクロフレームワークっぽく使う Symfony 4 事始め 1 ~インストール編~

PHPのWebアプリケーションフレームワーク Symfony 4.x をマイクロフレームワークっぽく利用し始める事始め(入門)をまとめてみたいと思います。Symfonyは公式のドキュメントがそれなりに充実しているのでそこを読める人であれば読めばOK!なんですが、あまりにも日本語の情報が無く、有ってもバージョンが古い頃の情報だったりしてちょっとつらいです。今回は以下の環境でまとめています。私自身が使い始めたばかりなのでよく分かっていない部分はよく分かっていないと書いています。

Symfony: 4.2
PHP: 7.2 (Windows版ですが他の環境と特に違いは無いです)
Composer: 導入済み
MySQL: 8.0 (Windows版ですが他の環境と特に違いは無いです)

PHPのビルトインサーバーで動作するのでApacheやNginxは開発環境で動かす分には不要です。

インストール

インストール完了までの手順は以下の記事を大いに参考にさせて頂いております。リンク先の方が詳しいです。

Symfony4をインストールして”Hello World”を表示させるまでの手順 | QUARTETCOM TECH BLOG
Installing & Setting up the Symfony Framework (Symfony Docs)

プロジェクトを作るディレクトリに移動しComposerでインストールしていきます。symfony/skeltonを導入する事で必要な最小限の諸々 + Symfonyのパッケージ管理を楽にするための仕組み Symfony Flex が導入されます。

composer create-project symfony/skeleton <プロジェクト名>

作成されたプロジェクトのディレクトリに移動し、PHPのビルトインサーバを使うための Server レシピを導入します。serverという名前指定だけで目的のパッケージが導入されますが、この部分がFlexにより支援されている部分のようです。

composer require server

導入後は以下のコマンドでビルトインサーバーが起動します。consoleファイルの中身はPHPで実行するようにshebangが設定されたPHPファイルです。Windowsの場合はコマンドの頭に「php 」を付けてPHPのファイルである事を明示的に指定してやれば同様に動きます。

php console/bin server:run

実行した様子。Ctrl+C で終了。

コントローラなどを生成できる maker レシピ、コントローラを実装する際に定義ファイルの編集ではなくコントローラコード上のアノテーションで行えるようにする annot レシピを導入します。アノテーションでルーティングする機能は実態としては sensio/framework-extra-bundle に含まれています。デバッグ・プロファイリングに便利な debug-pack も導入します。

composer require maker
composer require annot
composer require debug-pack

テンプレートエンジンにTwigを使いたいので twig レシピを導入します。APIサーバーとして使う(JSONしか返さないつもり)なら入れなくても良いんじゃないかと思います。

composer require twig

これで「何かしらのURLにアクセスしたらコントローラがルーティングしてテンプレートエンジンがテンプレートを使ってページを表示する」という基本部分が完成しました(DB処理は後からふれます)。

色々と導入してきましたが、それに伴いconsoleコマンドでCLI実行できる機能も増えています。 bin/console xxx:xxx で使えるコマンドの一覧は特に引数を渡さずに実行すると確認できます。

php bin/console

以下が実行結果。多いので中略しています。

Hello World

決まった文字が文字が表示されるだけのページを作ってみます。以下のコマンドでコントローラを作成します。

php bin/console make:controller RootController

テンプレートとコントローラが作成されました。 maker:controller は便利コマンド的な物なので作り込んで来たら既存のコントローラをコピペするなどして手動で作成しても良いのですが、最初はこれを叩いた方が簡単です。

この時点でのプロジェクトのルート配下のファイル・ディレクトリ構成は以下のような感じになっています。

  • /bin :consoleコマンドやあとで導入するphpunitコマンドがここに入ります。
  • /config :各種設定ファイルが入ります。
  • /public :ドキュメントルートはここ。index.phpの場所。
  • /src :PHPのコード
    • Controller :コントローラーが作られる場所。
  • /template :Twigテンプレートの場所。src配下ではない。
  • /var :ログファイルであったりなどがここに作られます。
  • /vendor :Composerで導入されていくパッケージ。
  • .env :これもSymfonyの環境設定に関わるファイル。ここで環境によって設定を変えたりできる?
  • composer.json :Composerで導入されたパッケージの管理。
  • composer.lock :同上。
  • symfony.lock :Symfony関連のパッケージ管理。謎が多い。

コントローラのコードは以下のようになっています。

<?php

namespace App\Controller;

use Symfony\Bundle\FrameworkBundle\Controller\AbstractController;
use Symfony\Component\Routing\Annotation\Route;

class RootController extends AbstractController
{
    /**
     * @Route("/root", name="root")
     */
    public function index()
    {
        return $this->render('root/index.html.twig', [
            'controller_name' => 'RootController',
        ]);
    }
}

PHPDocに記載の有る @Route 定義がアノテーションによるルーティングです。”/root”にマッチするURLが来た場合にこの index 関数が実行されます。nameはユニーク(他とかぶりが無い)である必要が有るので注意してください。

結果はResponseオブジェクト( Symfony\Bundle\FrameworkBundle\Controller\Response)をreturnで返します。$this->render() を呼び出すとTwigでレンダリングした結果をResponseオブジェクトとして返してくれます。JSONで返したい場合は $this->json() という関数が有ります。

Twigテンプレートは以下のようになっています。

普通のTwigテンプレートなので特に必要はないかと思いますが、念のため雑に説明しておきます。

  • {{ xxx }} 変数の表示。自動でHTMLスケープされます。
  • {% xxx %} 変数を表示する以外の分岐やループなどの機能は {% で囲まれます。
  • {# xxx #} コメントアウト。コメントアウトは {# で囲みます。

$this->render() 時に渡した変数 controller_name からコントローラー名「RootController」が表示されるようになっていますね。

ではページを見てみます。php bin/console server:run でビルトインサーバを起動し、Webブラウザで http://127.0.0.1:8000 にアクセスします。

これはデフォルトのルートページ的な物になり、画面左下にも出ているように HTTP 404 Not Foundとなっています。ページ下部に表示されているステータスコード、処理時間、エラーログ確認などが debug-pack で導入された機能によって表示されているプロファイラ機能です。クリックするとより詳細な情報を確認する事が出来ます。

作成したコントローラに対応する http://127.0.0.1/root にアクセスしてみます。

目的のページが表示されました。画面左下よりステータスコードも HTTP 200 (正常) となっていますね。

とりあえずここまででページを表示するための最低限のものが動くようになりましたが、ルーティングの詳細やDB処理などまだ必要な物が有ります。次はルーティングについてまとめます。

ここまでのコードの状態は以下を参照してください。
https://github.com/lf-uraku-yuki/symfony4_tutorial/tree/tutorial01

続きの記事


ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow を観てきた感想

ラブライブ!サンシャイン!!のTVシリーズに続く劇場版作品『ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』 を観てきたので簡単に感想を残しておきます。なお私はそこまでラブライブ!の事を知らないし曲も全て聴いているわけではないのですが、一応はμ’s時代を含むTVシリーズと劇場版は完走していて、Aqoursで好きな曲は「HAPPY PARTY TRAIN」、好きなドラマは「包丁人ルビィ」です。

開演前

新宿ピカデリーで観てきたのですが、大きなパネルやデジタルサイネージ、大きな広告張り紙など幾つも有り豪華な感じでした。パネルは外からも見えるのですが、通りがかる人で「ラブライブだ」と反応する方もちらほらいて、紅白歌合戦出場やその他の各種地上波での登場などによる知名度アップが大きくなっているんだなぁと感じられました。

感想

サンシャイン!! TVシリーズを完走した人は観てほしいですね。正直突っ込みどころもいろいろ有るんだけど、そこが気になる人はTVシリーズで既に脱落しているから大丈夫だと思います。減点しようと思えば原点ポイントはいくつか有るのですが、加点方式で観ると色々と細かく良いポイントが沢山有ります。

  • フォトセッションなるものが有り劇場内でスクリーンの写真を撮る事が出来ます。これはキャラ変わっていくのかな?
  • Aqours 3年生組がバスに乗っているシーン、また飛ぶのかとちょっと身構えたよね 。
  • 序盤の喫茶店(やば珈琲)でのやり取りとか特にそうなんだけど、ギャグパートでのAqours 1年生組のノリ好き。
  • 生き生きとした津島善子が大ボリュームで楽しめる。
  • 旅でやってきた事を振り替える流れでのようよし要素。2人でステップを練習するようよし良い。
  • 受け継がれたシャイ煮を美味しそうに食べているシーンが見た目ヤバすぎてヤバかった。
  • 月ちゃん押しが強いキャラだな。
  • 無断動画公開月ちゃん。
  • 理亞の活動が上手くいっていないメッセージのやり取り内容がリアルで良い。
  • 駅前ライブの衣装が良い。
  • 楽曲面に関して個人的にはラブライブ!の劇場版曲「僕たちはひとつの光」「Angelic Angel」「SUNNY DAY SONG」「Hello,星を数えて」などの面々が強すぎて、今回そこまでではないかなぁという所なんですが、「僕らの走ってきた道は…」と「Next SPARKLING!!」はAqoursの歩みを感じられるような曲で良かったです。
  • ラブライブ!の劇場版(The School Idol Movie)でもそうなんですが、結末(に近いもの)を描けるのは物語として強いよなぁと思います。普段主に追っているアイマスだと例えば無印アニメ版でも劇場版(輝きの向こう側へ)でもシンデレラやSideMでも物語としてちゃんと完結しているのですが核になる部分を畳むような事はしていなくて、例えばラブライブ!の劇場版とサンシャイン!!の劇場版では9人のユニットの終わりを明確に描いているんですよね。この辺りはアイドルものと部活物の中間だからこそかなぁと思います。
  • でも完全な締め括り(=解散)ではなく、新しく続いていく所が描かれるのがサンシャイン!! での違いでした。TVシリーズ含め大きな流れを踏襲しつつも立場や選択、結果の違い(例えば廃校を阻止できないなど)がいろいろな所で存在したのがアクセントになっていて個人的にはサンシャイン!!で良かった所だと思います。
  • その結末もそうなんですが、サンシャイン!! はTVシリーズ、劇場版通して「繋げていく」物語だったのかなと感じます。劇場版も100分の間になんかいろいろな要素を突っ込まれて中盤は結構ごちゃっとしていた気もするんですが、その辺はある程度一貫していた気がします。

最後でも触れているように結構ごちゃっとしているので人によっては消化不良感が有ると思いますが、やっぱりサンシャイン!! TVシリーズを完走した人は観てほしいですね。

前述のフォトセッションでの1枚(写真撮影・Web共有可)