「そろそろ四国にも行っておきたいな」という事で、2月末に四国(徳島・香川)を回ってきました。最初は高知もしくは愛媛も回ろうかと思っていたのですが、旅程を検討していく上で2泊3日では無理があったので今回は徳島と香川になりました。それでも一つ一つのスポットが離れていて結構行く場所絞ったなぁという感じになりました。
回る器官としては2泊3日なものの行きの交通手段にフェリー、帰りに寝台列車をチョイスしたので移動込みだと4泊5日というかなり自分の中では珍しい旅程になりました。
東京駅~東京港 東九フェリー乗り場へ
東京港にある「東九フェリー」の乗り場に向かうには東京駅から出ているバスに乗ります。高速バスなんですが終点まで高速道路には乗らない、という路線になっています。
フェリー乗り場では東京ゲートブリッジも見えます。なかなか大きなフェリー。
フェリー びざん
フェリー「びざん」に乗り込み1泊かけて徳島へ。ここが今回寝泊まりするお部屋。壁に2人分の折り畳みベッドが有るほか、テレビや冷蔵庫、空きコンセントも有ります。ただし携帯の電波は出港するとかなり入りづらくなるほか、船内WiFiも有りません。オフラインを楽しみましょう。
船は翌日のお昼に徳島に到着するので、夕食や次の日の朝食~昼食の3食を船内で過ごします。東九フェリーではレストランが無い代わりに食料系の自動販売機ラインナップがかなり充実していて、基本はそれを頂く形になります。
他には、大浴場は結構しっかりとした大浴場とシャワーが揃っていました。フェリーは何度か利用していますが、浴場が有る船は初めてでした。
船旅の見どころとしてはまずは夜の東京ゲートブリッジくぐり。フェリーを選んだ理由の一つが「東京ゲートブリッジをくぐってみたい」だったのでこれで1満足。
他にも大海原での朝の景色は清々しかったですし、本州最南端である潮岬・クレ埼を遠めに眺める事も出来ました。また、以前訪れた南紀白浜の街並みやそこで泊まったホテルも遠目に見えたのも良かったです。同社フェリーとのすれ違いなんてイベントも。
朝起きて部屋のカーテンを開けると海、という体験はなかなか良いです。
普段の遠出は予定をカツカツに詰めがちで、今回も船の到着後はそうなるのですが、一旦強制的にゆったりさせられる他、部屋も快適なのでなかなかリラックスできたような気がします。夜はあらかじめSteamでゲームをダウンロードしておいた ROG Ally (ゲーミングUMPC)でまったりとソロゲーをプレイするなどしました。
やはり海は良いです。
徳島着~眉山へ
徳島港からバスで徳島駅に向かい、そこからレンタカー行動。まずは眉山へ。眉山はロープウェイの有る方向の景色のイメージが強かったのですが、ほぼ全方位の景色が楽しめるのが意外でした。階段状のお花畑や、やたら巨大な三角点もあったり。
四国八十八ヶ所の第一番、 笠和山 一乗院 霊山寺
八十八か所も1つは行っておこうかという事で第1番の霊山寺にやってきました。アニメ「おへんろ。」を観ていた勢としてはあるそちらの意味聖地巡礼でもあり。
なかなか良い雰囲気の所で良かったです。お願いローソクでは健康を祈願しました。
支那そば 三八 へ
ナビを頼りに支那そば 三八 へ。道中、吉野川の河川敷の道路は車線幅狭いわりに流れが早く交通量も過密でなかなか過酷でした。四国で沈下橋というと高知のイメージが強いですが、この近くにも「高瀬橋」が有るようで、欄干のない低い橋を走る車が遠めに見えました。
三八さんのそはクセがなく単純に素直に美味しかったです。スープも麺も肉もサイドで頼んだからあげもすべて平均点を超える美味しさで、ボリュームが多くても食べやすかったです。
これで徳島1日目は終了です。
徳島の信号機って、押しボタン式は黄色点滅するスタイルが多いんですね。日中の街中を走っててこんなに黄色点滅の信号を見かけたのは初めてでした。
一泊目は徳島グランヴィリオホテルで。
2日目。鳴門へ
朝食はバイキング形式。追い徳島ラーメンや名物らしいフィッシュカツなどを頂きました。天気は予報通りあいにくの雨ですが、高速道路で鳴門へ向かいます。
大塚国際美術館
大塚国際美術館にやってきました。アーカイブを趣旨として展示のほとんどが陶板複製という美術館です。複製なので収蔵量自体は膨大で、紀元前の作品から現代に近い作品まで有名作家有名作品全部集合みたいなノリ。
展示的にも有名どころを抑えつつ古代から現代に向けて時系列に様式・作家・作品が展示されていて、絵の細部を鑑賞しようというよりは、美術の歴史を学習しようというスタイルが合っていそう?な感じです。知ってる有名作品がこれでもかというほど出てきます。1枚1枚の解説の濃さも簡素すぎず長すぎずでテンポよく見ていけます。
大ボリュームなのが事前に分かっていたので3時間半を確保しましたが、それでもとても時間不足だったので、説明をよりしっかり読んでいきたい人は半日用意したほうが良いと思います。逆に絵画の細部やタッチまで鑑賞をしたい人はあくまで複製なのでちょっと違うかも?
また、時系列で追う構成と絵画の歴史上仕方ないんのですが、1時間ほどずっと受胎告知されたり羊を飼ってみたり洗礼を受けたり磔にされたりするパートがあります。そこもそこで面白かった(同じテーマで描き方がぜんぜん違うものがたくさんあります)のですが、2回目の機会がもしあればそこをサクッと流して後半を時間をかけて観たいな、と。
改めて絵が上手い人って紀元前から全然絵が上手いな~と思わされました。
うずしお汽船で鳴門の大渦へ
うずしお汽船さんは大塚国際美術館から車でわずか1~2分程度の場所に乗り場が有ります。比較的小さめな代わりに高速な船であっという間に大鳴門橋に到着します。ダイナミックな潮流は迫力あって良かったです。あんなに流れが激しいんですね。
待合所にいた猫さん。待合所で売っていたすだちドリンクをお土産がてら購入。
香川入り。「おか泉」でうどん
香川県に入り、「おか泉」さんで讃岐うどんを頂きました。行列が出来ていてしばらく待ったのちに入店。ちょうどよく美味しいです。良い感じでした。
宿に着
香川での宿「ことひら温泉 御宿 敷島館」に到着。ここから後編へ。