Selenium IDEを失った僕たちはどこへ行くべきなのか (出題編)

それなりに歴史も有るSelenium IDE。Firefox上のプラグインとして動作し、Webブラウザを自動操作、グラフィカルだったりそこそこAjaxが入っているサイトでも操作やアサート条件が設定できるE2Eテストツールです。個人的にはWebアプリケーションのテストはコア部分以外は(単体テストよりも)E2Eテストで実操作に近いシナリオで動かした方が良いのではと思っている所も有り、そこそこ使っています。

しかし、そのSelenium IDEも実質終了してしまいました。Firefoxが旧来のプラグインに対応しなくなり、かろうじて旧プラグインが利用できているFirefox ESR(長期サポート)版も来年には次のバージョンが来てしまいます。

まだまだ使うぞSelenium IDE
https://qiita.com/hiroshitoda/items/f01cf25fd972f03c24ed

[2017年時点] Selenium IDE のまとめ
https://qiita.com/gluelan2013/items/daa8680e8e86c0937743

本家SleniumだったりWeb Driverだったりに行くべきなのか

Firefox ESR版が使える今であれば各種のプログラミング言語向けにエクスポートし、SleniumだったりWeb Driverだったりで動くものに乗り換えるべきかもしれません。Phantom JSとかKapybaraとかその辺も関係してくるのかもしれません。いかんせん実際に使った事が無いので、いちから調べる必要が有ります。今まで以上に自動化を進める(継続的インテグレーションへの組み込み)人向けのようにも感じ、GUIでぽちぽちするだけでテスト出来ていたソリューションを置き換える物としては「同じ事は出来るけど別の層向け」という印象が有ります。

SideeX(Web Extensions版のSelenium IDE)

URL: https://github.com/SeleniumHQ/selenium-ide

一応公式?なんでしょうか。Web Extensions版のSelenium IDEと言えるものです。ただ、頻繁に使っていたClickAndWaitが無かったりと、テストケースファイルの互換性に関しては何とも言えないものになっています。今後今までのシナリオと同等の物が作れるようになるんだろうか……?。実際に試してみたものの、全体的にベータ版感が有ります。

Katalon Recorder

URL: https://www.katalon.com/resources-center/blog/katalon-automation-recorder/

エクスポート機能も有り、仕様上はSideeXよりも高機能なエクステンションです。実際に試してみましたが、Chrome版だとページ内の文字列を取るバリデーションで動作が止まったり、Firefox版だと実行ボタンを押しても1ステップも動かずと、こちらも上手く動かず。UIはそれなりに完成度が高そうな感じなんですが……。ただ、他のツールとも連携するソリューションを目指しているようで、ツール開発の今後に期待が持てます。

正解がない

別物である事を受け入れたうえで、CUIやCI上のテストツールから実行するソリューションに行くのがおそらくもっとも無難。新しいものを知る事は勉強にもなる。ただ、SideeXやKatalon Recorderが今後便利に使えるようになるのかもしれない、という気持ちも捨てきれず。期待するなら開発に協力しろと言うのも有りますが(SideeXはOSS)そういった余力もなく。自分で作らずに無いものに対して「無い!」と駄々をこねるのも仕方が無いので、今後もFirefox ESRに残された期間で検討していきたいと思います。

─2018年03月06日 続きを書きました。
https://www.sodo-shed.com/archives/12350