ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow を観てきた感想

ラブライブ!サンシャイン!!のTVシリーズに続く劇場版作品『ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』 を観てきたので簡単に感想を残しておきます。なお私はそこまでラブライブ!の事を知らないし曲も全て聴いているわけではないのですが、一応はμ’s時代を含むTVシリーズと劇場版は完走していて、Aqoursで好きな曲は「HAPPY PARTY TRAIN」、好きなドラマは「包丁人ルビィ」です。

開演前

新宿ピカデリーで観てきたのですが、大きなパネルやデジタルサイネージ、大きな広告張り紙など幾つも有り豪華な感じでした。パネルは外からも見えるのですが、通りがかる人で「ラブライブだ」と反応する方もちらほらいて、紅白歌合戦出場やその他の各種地上波での登場などによる知名度アップが大きくなっているんだなぁと感じられました。

感想

サンシャイン!! TVシリーズを完走した人は観てほしいですね。正直突っ込みどころもいろいろ有るんだけど、そこが気になる人はTVシリーズで既に脱落しているから大丈夫だと思います。減点しようと思えば原点ポイントはいくつか有るのですが、加点方式で観ると色々と細かく良いポイントが沢山有ります。

  • フォトセッションなるものが有り劇場内でスクリーンの写真を撮る事が出来ます。これはキャラ変わっていくのかな?
  • Aqours 3年生組がバスに乗っているシーン、また飛ぶのかとちょっと身構えたよね 。
  • 序盤の喫茶店(やば珈琲)でのやり取りとか特にそうなんだけど、ギャグパートでのAqours 1年生組のノリ好き。
  • 生き生きとした津島善子が大ボリュームで楽しめる。
  • 旅でやってきた事を振り替える流れでのようよし要素。2人でステップを練習するようよし良い。
  • 受け継がれたシャイ煮を美味しそうに食べているシーンが見た目ヤバすぎてヤバかった。
  • 月ちゃん押しが強いキャラだな。
  • 無断動画公開月ちゃん。
  • 理亞の活動が上手くいっていないメッセージのやり取り内容がリアルで良い。
  • 駅前ライブの衣装が良い。
  • 楽曲面に関して個人的にはラブライブ!の劇場版曲「僕たちはひとつの光」「Angelic Angel」「SUNNY DAY SONG」「Hello,星を数えて」などの面々が強すぎて、今回そこまでではないかなぁという所なんですが、「僕らの走ってきた道は…」と「Next SPARKLING!!」はAqoursの歩みを感じられるような曲で良かったです。
  • ラブライブ!の劇場版(The School Idol Movie)でもそうなんですが、結末(に近いもの)を描けるのは物語として強いよなぁと思います。普段主に追っているアイマスだと例えば無印アニメ版でも劇場版(輝きの向こう側へ)でもシンデレラやSideMでも物語としてちゃんと完結しているのですが核になる部分を畳むような事はしていなくて、例えばラブライブ!の劇場版とサンシャイン!!の劇場版では9人のユニットの終わりを明確に描いているんですよね。この辺りはアイドルものと部活物の中間だからこそかなぁと思います。
  • でも完全な締め括り(=解散)ではなく、新しく続いていく所が描かれるのがサンシャイン!! での違いでした。TVシリーズ含め大きな流れを踏襲しつつも立場や選択、結果の違い(例えば廃校を阻止できないなど)がいろいろな所で存在したのがアクセントになっていて個人的にはサンシャイン!!で良かった所だと思います。
  • その結末もそうなんですが、サンシャイン!! はTVシリーズ、劇場版通して「繋げていく」物語だったのかなと感じます。劇場版も100分の間になんかいろいろな要素を突っ込まれて中盤は結構ごちゃっとしていた気もするんですが、その辺はある程度一貫していた気がします。

最後でも触れているように結構ごちゃっとしているので人によっては消化不良感が有ると思いますが、やっぱりサンシャイン!! TVシリーズを完走した人は観てほしいですね。

前述のフォトセッションでの1枚(写真撮影・Web共有可)

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Zabbixのバージョン間互換性について再確認する

この記事は Zabbix Advent Calender 2018 の12月15日分の記事です。今回はZabbix監視で利用する zabbix-agent、zabbix-server、zabbix-proxy の互換性について再度確認してみたいと思います。

互換性について参照する物

基本的にはまさに互換性に関する記載のあるページが公式のドキュメントに有ります。4.0の場合は以下。メニューのツリー的には Appendixes の中に有ります。

13 Version compatibility [Zabbix Documentation 4.0]
https://www.zabbix.com/documentation/4.0/manual/appendix/compatibility

ですが、互換性についてのページはあくまで疎通が取れるかについての言及になっているので、実際の細かいバージョン間差異については、新機能アップグレードノートアップグレード手順既知の問題ページなどバージョン間差異に言及しているページはいくつか読んでおくとより安心感が増すかと思います。エージェント監視アイテムはアイテム項目のページも読んでおきましょう。そこを読むことで気づく注意点がいくつか有ります。例えば同じアイテム(特にCPUやメモリ周りなど)で数値の取れ方に変更が有ったりと言った事が有ります。

互換性についてまとめる

2018年12月15日 Zabbix 4.0.2 現在においての状況をまとめてみます。

zabbix-server – zabbix-agent間の互換性

agent側が古い分についてはserverとの疎通を取る事が来ます。バージョン1.4以降のzabbix-agentであればzabbxi-server 4.0から監視可能です(もちろんバグ修正やパフォーマンス改善などの点からエージェント側もなるべく新しい方がいいです)。ただし古いエージェントほど対応しているアイテムの数が少ない、同じアイテムでも使えるオプションの数が少ない、値が取れても過去のバージョンでは算出方法が違う、と言った事が有りますので、それぞれアイテム項目の確認は行っておいた方がいいでしょう。

また、server – agent 間での通信を暗号化できるようになったのは 3.0 LTS からなので、必ず暗号化しておきたいという場合は 3.0 LTS までバージョンを上げた方がいいでしょう。

ちなみに zabbix-agent 1.4 以降という制限は、Zabbix 3.0 LTS や Zabbix 3.4 のドキュメントには記載が有りませんでした。あまりにも古い環境なので気にする方は少ないかと思いますが、これは4.0で新しく加えられた制限なのかと思われます。

Zabbix 4.0該当記載
https://www.zabbix.com/documentation/4.0/manual/appendix/compatibility
Zabbix 3.4 該当記載
https://www.zabbix.com/documentation/3.4/manual/appendix/compatibility
Zabbix 3.0 該当記載
https://www.zabbix.com/documentation/3.0/manual/appendix/compatibility

なお、逆にagentの方が新しい場合についての言及が見当たらないですが、実際の所 zabbix-server よりzabbix-agent が新しい場合については疎通が取れません。これはzabbix-server 4.0.2 と zabbix-agent 3.4.15 の環境で試してみて実際にダメでした。zabbix-get コマンド(4.0系)からの値の取得も動作しませんでした。

zabbix-server – zabbix-proxy間の互換性

zabbix-serverとzabbix-proxyは同じメジャーバージョンでなければ動作しません。例えばzabbix-proxyが多数動作する環境であってもzabbix-serverのバージョンを上げる際は一緒に対応する必要が有ります。

公式のドキュメントでも言及が有るようにzabbix-proxy側のバージョンが古い分には一応監視が継続出来る場合が有ります。ただしこれはZabbix的にはサポートしていない仕様外の動作となります。あくまで既に設定済みの監視設定のまま値が取れるだけであり、監視設定の変更が出来ません。

https://www.zabbix.com/documentation/4.0/manual/appendix/compatibility

proxyが有る状況での具体的なアップグレード手順は公式から提供されているのでそれに従った方がベターです。以下はRed Hat Enterprise Linux / CentOSでアップグレードする場合です。

1 Red Hat Enterprise Linux/CentOS [Zabbix Documentation 4.0]
https://www.zabbix.com/documentation/4.0/manual/installation/upgrade/packages/rhel_centos

なお、これは仕様と言うよりバグなのですが、zabbix-server 3.4.10 と zabbix-proxy 3.4.10 ではそのバージョン同士でしか通信が取れません。これは Zabbix 3.4のページにだけ記載が有ります。

https://www.zabbix.com/documentation/3.4/manual/appendix/compatibility

まとめ

内容としては既にまとめていますが、以上になります。今回は言及していませんがバージョンごとに求めるミドルウェアやライブラリのバージョンも異なるのでアップグレードを行う際はその点にも注意しましょう。いずれについてもZabbix公式のドキュメントは細かい所まで手が行き届いているのでGoogle 翻訳使ってでもいいからなるべく公式の資料は読みましょう!

Zabbix公式
https://www.zabbix.com/jp/
Zabbix Manual [Zabbix Documentation 4.0]
https://www.zabbix.com/documentation/4.0/manual

Zabbix Advent Calendar 2018 – Qiita
https://qiita.com/advent-calendar/2018/zabbix

私のほかのZabbix関連投稿
https://www.sodo-shed.com/archives/tag/zabbix

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