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概念上の温泉

温泉や温泉宿に行きたいなと思う事は多々あるが、「概念上の温泉」に行きたいという人は居ないだろうか。私は概念上の温泉に行きたい。

温泉、温泉宿には私個人としては以下のイメージが有る。

  • ゆっくり温まれる。
  • それによって体中の疲れが取れる。
  • 露天風呂なら解放感の有る景色。
  • 肌触りの良い浴衣。
  • 座敷部屋にはみんな大好きな窓際の謎空間。
  • 豪華で美味しい料理。
  • 作業やら勉強やら集中できる。
  • 複数人で行ったらワイワイ楽しい。

では実際の温泉に行ってみるとどうだろうか。これは私の話なので完全に私の主観の話になる。

ゆっくり温まれる:
そもそも熱いのが苦手なので湯船に長時間浸かるのが苦手。せっかく温泉まで来ておいて5分有れば満足。粘っても15分かなという所である。

体中の疲れが取れる:
これは実際に取れるような気はしているのだが、気合を入れて温泉らしい温泉まで行くと帰る過程で結局疲れてしまう。家に着いてみると結局行く前より疲れている。また、温泉はどうしても多人数利用かつ水物なので、綺麗な温泉でもどこか温泉の成分ではなさそうなヌルヌル感があったり髪の毛が浮いていたりで、体にプラスのはずの場所でどうにも気になってしまう。レジオネラ菌もわんさか居るので本当に疲れきっている時は入らない方がいいと思う。

露天風呂なら解放感の有る景色 :
良い所はほんとに良いんだけども、それを観るには日中入らないといけない。日本は行った事のない土地の方がまだまだ圧倒的な私としては日中は普通に観光したいのである。

肌触りの良い浴衣 :
実際着てみるとあまりしっくりこないあの感じ。一応使うけど使わずTシャツで寝る事もままあり。

座敷部屋にはみんな大好きな窓際の謎空間 :
なんだか暗くて日中外出していると特に使わない。部屋の景色も良い宿なら朝は良い感じ。

豪華で美味しい料理 :
温泉旅館の食事、食べててきつい量でよくみんなあの量食べられるなと思います。海沿いそうでない関係なくやたら海老と蟹の登場率が高いですが、私はどちらもアレルギー。夕食の門限もうちょっと遅くなりませんかね。

作業やら勉強やら集中できる :
これはビジネスホテルでもそういう所結構有るのですが、正直もうちょっと照明明るくしてほしいですよね。

複数人で行ったらワイワイ楽しい :
楽しいは楽しいんだけど、夕食の門限が早いせいで結構手持無沙汰。とりあえずTV付けるかみたいな感じになりがち。そして楽しい旅行の後は虚無感に襲われがち。

と、こういう感じなのが温泉、温泉宿。ただ、文句ばっかり言っていますが温泉は嫌いではなく、温泉という概念は一番最初に上げたプラスのイメージのままなんですよね。温泉行きたい意欲も有る。実際に行ってみて実際にある程度良い所なんだけど、私の行きたかった温泉とは少し違う。温泉サイドが悪い訳でもなく悪いのは完全に私。

複数人で行くと皆は温泉を楽しんでいて、もちろん水を差したくは無いので微妙なポイントを直接口で列挙したりはしないが、どこか自分だけ楽しめていない気がしてくる。

ようするに「概念上の温泉」に行きたいんですよね。